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パンデミック下2年目の夏  ミラノ

パンデミック下2年目の夏  ミラノ
完全予約制なのでゆっくり鑑賞できる。

 すっかり夏の陽射しになったイタリア。学校も終わり、夏休みに突入です。そしてワクチン接種がどんどん進み、日々の感染状況が大幅に改善したので色々あった制限(夜間外出禁止や飲食店の屋内営業の禁止などなど)が順番に解除され、マスク義務以外はほぼ通常生活に戻りつつあります。
去年見送りになってしまったサッカー欧州選手権「UEFA EURO2020」が、先日11日ローマのオリンピコ・スタジアムで観客25%(約1万6千人)を入れて開幕戦が行われ、久しぶりに観客を入れての試合に感動するサポーターの姿が多く見られました。

パンデミック下2年目の夏  ミラノ
展覧会入り口。

 また去年はかなりの制限を課しての夏のイベントがあったり、あえなく中止になったものも多数ありましたが、今年はそのリベンジをするかのように、様々なイベントが企画されていて、2年ぶりにワクワクする夏休みになりそうな予感の今日この頃。

各地で休館を余儀なくされていた美術館や博物館も次々に再開して新しい展覧会や展示をスタートしているので、早速オンライン予約して、ミラノ王宮美術館で開催中の『16〜17世紀の女性芸術家たち』展を観に行ってきました。まだ予約の人数制限などがあるので、以前のような賑わいはありませんが、回りの人を気にせずに、ゆっくりじっくりと芸術作品と向き合える時間や余裕があるので、今後の展覧会などはこうした形式になっていくのではないでしょうか。

パンデミック下2年目の夏  ミラノ
夏の恒例イベントは広大なお城の中庭で。

 その他、毎年恒例のスフォルツェスコ城での夏の屋外イベントも、広大な城内の中庭に特別会場が設置されました。6月から9月半ばまでのイベント・スケジュールも発表され、ポップスやロック、クラシックからジャズ音楽まで幅広いジャンルのコンサートが開催、そして映画も上映されます。また今年は音楽や映画のみならず、ダンスやお芝居、詩の朗読会なども追加されているようで、去年よりイベントの幅が広がった感じがします。

パンデミック下2年目の夏  ミラノ
屋外コンサートも楽しみ。

 これらのイベントも全てオンラインで予約・支払い完了です。パンデミックでかなりの不安や精神的な苦痛を味わいましたが、気づけばこうして家にいながら何でも出来てしまうような便利なシステムも改良・促進された一面もありますね。
まだまだ油断は禁物ですが、長いロックダウンの後の、こうした夏の楽しみを今年は味わってみたいなという気持ちが強くなっています。


2021年06月15日(火) written by Maliarda from (イタリア)
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