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ヴェネツィア・ビエンナーレ

ヴェネツィア・ビエンナーレ
ヴェネツィア・リアルト橋
水の都ヴェネツィアで2年に1度開催される国際的な美術展覧会、おそらく世界最大規模の芸術に関する展覧会だと思いますが、そのヴェネツィア・ビエンナーレが始まりました。
最大規模のみならず、イタリアらしく歴史もあるアートの祭典で、 第1回開催はなんと1895年。
参加各国はヴェネツィア市内のメイン会場となる公園やその周囲に パビリオンを構えて国家代表のアーティストたちの展示を行います。
国同士が威信をかけて展示を行うことから、「芸術のオリンピック」との異名も持つヴェネツィア・ビエンナーレ。
今年は88ヶ国の参加です。

ヴェネツィア・ビエンナーレ
ビエンナーレ会場の様子
1895年以降2年ごとの奇数年に開かれており、今年は55回目の現代美術展覧会という事になります。
この現代美術の他、建築・音楽・演劇・舞踊などの部門があり、 優れた芸術家や国別のパビリオンには金獅子賞が与えられ、 大変な名誉になります。
日本は第2回の1897年にイタリア政府の要請を受けて工芸作品などを出展したそうですが、その次の参加は第14回・・・
政府や日本人は当時、あまり現代美術や国際美術展である ビエンナーレには関心を示さなかったようです・・・

ヴェネツィア・ビエンナーレ
ビエンナーレ会場の様子
本格的に日本も参加するようになり、とうとうパビリオン「日本館」が完成したのは1956年だそうで、それからは日本の現代アーティストたちがどんどん参加するようになります。
今年の日本館のテーマは東日本大震災。
複数の人々が共同で一つの課題に取り組む姿を捉えた映像や写真を中心に構成し、震災後の社会をどのように共同で作っていけるのかと いう問いかけを、見る人それぞれに考えさせる空間を企図したそうですが、なんと今年はその展示で特別賞を受賞!素晴らしいですね。
日本館のサイトはこちらからどうぞ↓
http://2013.veneziabiennale-japanpavilion.jp/index2nd.html

ヴェネツィア・ビエンナーレ
ビエンナーレ会場の様子
ビエンナーレは今年11月24日まで開催してるので、ヴェネツィア旅行の際には是非、色々な現代アートを お楽しみくださいね。
2013年06月07日(金) written by Maliarda from (イタリア)
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