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ミラノの古本市

ミラノの古本市
毎月テーマがある古本市。

 ミラノにはいくつか有名なアンティーク市がありますが、今回はアンティークといっても「古本」「アンティーク古書」専門のマーケットをご紹介したいと思います。
毎年9月から翌年6月までの、第2日曜日に開催しているミラノ・ディアス広場の古本市は、屋外で開催する古本市としてはヨーロッパ内でも最大の規模なんだとか。毎回出店数はなんと100店舗以上。屋外での開催ですが、アーケード下で出店しているので、雨天決行なのも嬉しいですね。

ミラノの古本市
お天気でも雨でも開催されます。

 1995年から始まったディアス広場の古本市は、当時はたった20店舗のみの出店だったのだそう。こじんまりと始まった古本市でしたが、年々規模は大きくなり、それにともなって訪れる人も多くなり、現在に至ります。開催場所はミラノの中心ドゥオモ広場からすぐという立地も手伝って、最近はイタリア人のみならず、外国からの観光客の方も古本を探しに来られるようですよ。
ここの古本市の特徴は、毎月なんらかのテーマが決められてあって、そのテーマに沿った、または関連する古本や稀覯本が展示即売されるということ。毎月テーマは変わるようで、今月は「映画と演劇」です。映画関連の古い本や写真集などをはじめ、演劇についての関連本、俳優や女優のプロマイドなど、ファンの方にとってはただ本を眺めるだけでも楽しいですよね。古本といっても値段はそれこそピンからキリで、購入前には確認が必要ですが、かなりお得な値段のものもあり、それを探すのもまた楽しみの一つ。是非目を皿にして、お気に入りの1冊を探してみてください。

ミラノの古本市
素敵な絵本など色々あって楽しめます。

 来月10月から12月までのテーマも決まっていて、10月14日開催の古本市では「シチリア文学」について、11月11日の古本市は「第一次大戦から100年」について、12月9日は「アートとイラストレーション」です。少しマニアックなテーマもありますが、それだけ貴重な本や資料が集まりそうです。
個人的には古い絵本が素敵だなと思って、足を運ぶのですが、有名な『星の王子様』のみならず、今まで知らなかった素敵なデザインやイラストの絵本などとの出会いがあったりして、これこそが古本市の醍醐味だなと思います。こうしたアンティーク本のお好きな方にはきっと満足してもらえるディアス広場の古本市。是非お時間があえば行ってみてくださいね。

 
日時;毎月第2日曜日(7月と8月は休み)
場所;ミラノ・ディアス広場(ミラノ大聖堂からすぐ)のアーケード下とゴンザーガ通りからバラッキーニ通りにかけて。
時間;9時から17時頃まで


2018年09月11日(火) written by Maliarda from (イタリア)
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