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世界遺産への落書き 〜 イタリア事情 〜

世界遺産への落書き 〜 イタリア事情 〜
フィレンツェの大聖堂
イタリア中部の都市フィレンツェはルネサンス発祥の街。
そして「街全体が屋根のない美術館」と呼ばれています。
そこには、数々のルネサンス様式の傑作建築物があり、世界遺産に登録されて世界中からの観光客を魅了しています。
フィレンツェを象徴する、巨大な円蓋を持つ大聖堂サンタ・マリア・デル・フィオーレ。
街の中心にあるこの大聖堂は1年中観光客が途絶えることはありません。

最近日本でニュースになり、色んな議論がされた「大聖堂への落書き」問題。
落書きをした学生たちは停学処分になり、野球部監督にいたっては解任という厳罰処分になりました。

世界遺産への落書き 〜 イタリア事情 〜
大聖堂付近の観光客
日本で大騒ぎしていた頃、当のイタリアでは少し困惑状態でした。
なぜなら街中のいたる所にある落書きが当たり前の景色になってしまっているイタリアでは「落書きしただけで厳罰処分するのはやり過ぎだ」
「日本のマスコミは騒ぎすぎ」という意見がほとんどでした。
確かにイタリアにいて街中にあふれる落書きを見慣れると日本のマスコミの騒ぎは「異常」に見えました。
世界遺産への落書き 〜 イタリア事情 〜
フィレンツェの街並み
ただ長い歴史を培ってきた、素晴らしい景観や建物を壊すような行為は絶対に許されるべきではありません。
そういう意味で今回の事件は、今まで寛容に見逃してきたイタリアの文化遺産への落書きに対する良い「教訓」になったと思います。
2008年07月25日(金) written by Maliarda from (イタリア)
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