PageTopワーホリネット | ワーキングホリデーとは
200911273060

ミラノのガッレリアの謎

ミラノのガッレリアの謎
ガッレリア正面。
ミラノ中心のドゥオモ広場に面して 大きなアーケードがあり、プラダ本店や老舗のカフェなどが並ぶ有名な通りがあります。
イタリアでは「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア」(Galleria Vittorio Emanuele II ) 、通称「ガッレリア」と呼ばれ、ミラノに来れば必ず一度は立ち寄る場所として、観光客と地元ミラネーゼで毎日にぎわっています。
このガッレリアの設計者は19世紀に活躍した建築家ジュゼッペ・メンゴーニ(1829-1877)といい、このガッレリアは当時の イタリア初代国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世を讃えるために造られたので、国王の名前がガッレリア正面に冠してあります。

ミラノのガッレリアの謎
ガッレリア内部。両脇に有名店が並びます。
このミラノを代表する建築物をめぐって、1世紀以上もの間「謎」になっているのが・・・設計者のジュゼッペ・メンゴーニさん、なんと ガッレリアの一番高い所(約50メートル)を視察中にこのガッレリアから落ちて亡くなった、のだとか。
しかもガッレリア完成お披露目の1日前、1877年12月30日に!
そして沸き上がっているのが「自殺説」と「他殺説」・・・誰も彼が落ちるところを見ていなかった、らしいのです。
え〜、あのスゴい建物を建てて、もう少しで 皆にお披露目するって段階で、最終チェックしてた所を 誰も見ていない?! そんなはずはないと思うのです。

ミラノのガッレリアの謎
ガッレリアの天井。美しいアーチ。
火のないところに煙は立たぬ、という言葉が示すように自殺か他殺か?なんていう噂が当時から出るぐらいなのでやっぱり色々とガッレリア建築の際にあったのでしょう。
ある説で、当時この壮大なガッレリアに関する批判が相次ぎ、かつジュゼッぺ・メンゴーニが国王のために造ったガッレリアのお披露目初日に、その当の国王が来賓してくれないかもしれない事になり、悲観的になり自殺してしまった・・・というのがありますが、本当の原因は100年以上経った今も分かっていません。
謎のままなのです。
これだけすごい建築物を手がけて、その完成直後に亡くなってしまったジュゼッペ・メンゴーニ。
ミラノ旅行の際には、是非「謎の」ガッレリアもお楽しみください。

2009年11月27日(金) written by Maliarda from (イタリア)
Comment(0)


イタリア関連の記事

この記事へのご感想は以下のフォームからどうぞ

お名前 [必須入力]
コメント [必須入力]
5000文字まで。(コメントにリンクは書き込めません。)
※記事の内容に沿わないコメントはお控えください。
※質問やお問い合わせはお控えください。