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ジオ・ポンティ展 デザインを堪能 〜 イタリア芸術

ジオ・ポンティ展 デザインを堪能 〜 イタリア芸術
Pirelliビル。
 建築家でありデザイナー、そして雑誌Domusの初代編集長だった・・・
多才なるGio Ponti/ジオ・ポンティ。
ジオ・ポンティは1891年ミラノ生まれ。
第一次世界大戦に参加し、その間大学を休学していたそうですが、1921年ミラノ工科大学建築科を無事卒業しました。

その後1923年から1930年にかけてイタリアの陶磁器メーカーRichard Ginori/リチャード・ジノリで働いていた時期の作品を集めた展覧会が、彼が手がけたピレッリ・ビルで開催中です。

ジオ・ポンティ展 デザインを堪能 〜 イタリア芸術
Pirelliビル内
このピレッリ・ビルが出来るまで、ミラノ大聖堂Duomoが約110mの高さでミラノで一番「高い」建物でしたが(ミラノ市の決まりで、それまでこのDuomoを越す高さの建物を建ててはならない規制があったので)このピレッリ・ビル、127mの高さでミラノ一の高さを誇ります。
(今、建設中の『新ロンバルディア州庁』はもう少し高くなる予定)まあ、同じ頃建設された東京タワーは332mだから、比較にもならないんですが・・・
個人的な好みも色々とあると思いますが、私はやっぱり彼の作品の中で建築物より、家具より、この陶磁器のデザインが一番素晴らしいと思っています。
特に古代ローマを彷彿とさせるシリーズの、絶妙な色使い。
ゴテゴテとなりがちなデザインなのに、なぜか軽やかに見えるし、平面でありながら、立体的に見えるデザインの妙。

ジオ・ポンティ展 デザインを堪能 〜 イタリア芸術
展覧会のパンフレット
88年の生涯で、数多くの作品を手がけましたが、彼が生まれ、そして亡くなったミラノには、彼の作品が至る所に点在して、建築やデザインに興味ある人には楽しい街です。
ジオ・ポンティが手がけたビルの中で、彼のデザインを堪能する、というなんとなく贅沢な気分にさせてくれる展覧会でもあります。
しかも無料!という大盤振る舞いのミラノ市!!
2011年7月31日までなので、お時間あれば是非!
ジオ・ポンティ展 デザインを堪能 〜 イタリア芸術
ジオ・ポンティのデザイン皿
2011年05月27日(金) written by Maliarda from (イタリア)
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