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イタリアに51番目の世界遺産が登録!

イタリアに51番目の世界遺産が登録!
51番目の世界遺産はパレルモのカテドラーレ!

 世界遺産が多く登録されているトップの国といえば、イタリア。文化遺産47件、自然遺産4件の計51件(2015年現在)が登録されています。このたび、その51番目の世界遺産「アラブ・ノルマン様式のパレルモと、チェファル、モンレアーレの大聖堂」が新たに付け加えられました。
コロッセオで有名な「ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂」やピサの斜塔で有名な「ピサのドゥオモ広場」、屋根のない博物館ともいわれる町全外が芸術作品の「フィレンツェ歴史地区」や「ナポリ歴史地区」、「ヴェネツィアとその潟」など、イタリアではその街全体が世界遺産になっている場所が多数あり、訪れる人を魅了します。

イタリアに51番目の世界遺産が登録!
一番有名な世界遺産ヴェネツィア。

 イタリア内で一番有名な世界遺産、そして訪れる人の多い場所はヴェネツィア。そしてフィレンツェ、ローマと続きます。夏の間、特に訪れる人が多いのはドロミテ渓谷。2009年に自然遺産に登録された注目エリアのひとつです。そのほかヴァチカン、ポンペイ、アマルフィ海岸、シエナ、ヴェローナ、アッシジ・・・と書いていくとキリがないほど!

イタリアに51番目の世界遺産が登録!
古代ローマ時代にタイムスリップ。

 さて、今年新たに登録されたシチリアの世界遺産を見てみましょう。シチリア島はアラブ・ノルマン時代の栄華の跡が今も濃く残る島です。今回登録されたのは州都パレルモ(シチリア北部に位置)のノルマン王国のシチリア統治時代(1130年〜1194年)に遡る、教会や建造物9か所。パレルモ市内では2つの宮殿、3つの教会、大聖堂、橋。そしてパレルモ県チェファルーの大聖堂、モンレアーレにある大聖堂の合計9か所です。

イタリアに51番目の世界遺産が登録!
ピサの斜塔も人気のスポットです。

 目玉はパレルモの大聖堂。4世紀頃、キリスト教の教会として建てられたものが、9世紀からのイスラム帝国支配下でモスクに改装され、再び、12世紀のノルマン王によるシチリア王国時代に、キリスト教の教会となりました。こうした歴史の中で、大聖堂は西洋とイスラム・ビザンチン文化圏の異なる社会・文化要素が重なり合い、そして美しく融合した建築物となったのです。
今年の夏、もしもイタリア旅行を計画されていたら、新しい世界遺産が登録されたシチリア島も是非候補に入れてみてください。


2015年07月19日(日) written by Maliarda from (イタリア)
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