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ミラノのLuminarie 〜ルミナリエ〜

ミラノのLuminarie 〜ルミナリエ〜
ミラノ大聖堂とモミの木。
毎年この時期の風物詩、クリスマス・イルミネーション。
イタリア語で「Luminarie」といい、神戸の「ルミナリエ」はこのイタリア語から取られています。
「たくさんのイルミネーション」という意味です。
ミラノも毎年趣向をこらしたイルミネーションが大聖堂ドゥオモを中心に繰り広げられますが、目玉はなんといってもドゥオモ広場に設置されたモミの木とそれに続くガレリア(アーケード)の美しい光の数々・・・
ミラノのLuminarie 〜ルミナリエ〜
ドゥオモ広場から続くガレリア。
特に500年の歳月をかけて建てられたミラノ大聖堂はゴシック建築の最高峰として有名で、それが夜の闇に浮かび上がり、その回りの光に照らされて輝く姿は本当に幻想的というより他に言葉はない、といった感じです。
その他、15世紀のルネサンス期にスフォルツァ家の居城として改築され、室内装飾にはあのレオナルド・ダ・ヴィンチも関わったというスフォルツェスコ城前のルミナリエも見逃せません。
ミラノは霧の街としても有名ですが(ここ数年は少なめですが)寒い冬の夜に薄く霧がかかり、その中からスフォルツェスコ城の光がほのかに浮かび、また霧にさえぎられていく光景は言葉を失い、息をのむ美しさ!
ミラノのLuminarie 〜ルミナリエ〜
スフォルツェスコ城。
日本のような華やかなイルミネーションは一つもありませんが、長い歴史だけが培ってきた「重厚な」雰囲気はやはり一朝一夕では創り上げられない、という事を認識する瞬間でもあります。
今年のもう一つの目玉は路面電車!
乗客を乗せるのではなくて、ただ中心部をグルグルとまわっているのですが、正に「動くルミナリエ」です。
これは今年からの催しで、寒い夜に少しの「遊び心」で皆を楽しくさせる・・・
無駄なように見えますが、この無駄こそがまた人生を少し豊かにする感じがします。
これはイタリア人の得意技でもあるわけですが、ここがイタリアの魅力かもしれません。

ミラノのLuminarie 〜ルミナリエ〜
路面電車のルミナリエ。
素敵なクリスマスと良いお年をお迎えください。
2008年12月26日(金) written by Maliarda from (イタリア)
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