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ミラノ近郊のおすすめビーチ 天然湧き水のモナーテ湖

ミラノ近郊のおすすめビーチ 天然湧き水のモナーテ湖
静かで穏やかなモナーテ湖。

 待ちに待った2021年の夏がようやく到来。サッカーEURO2020もイタリアが優勝して皆の気分も最高潮に盛り上がったところで、本格的なヴァカンス・シーズンも到来しました!
今年はグリーンパス(ワクチンパスポート)を手に国境を越える人もチラホラといますが、まだ多くのイタリア人はイタリア国内でのヴァカンスを選択しています。そして一気に長期間の休暇を取るのではなく、週末にミラノから少し足をのばしてリゾート気分を味わう感じの人も。 


ミラノ近郊のおすすめビーチ 天然湧き水のモナーテ湖
海とは違う感じの落ち着いたビーチ。

 そんな人にオススメのビーチが、北イタリアの有名な湖水地方にあるマッジョーレ湖とヴァレーゼ湖の中間に位置する小さなモナーテ湖です。ここは有名リゾート地の喧騒を嫌って静けさを求める人にとっては真の楽園とも呼ばれています。わずか2.5平方キロメートルのこの湖が知る人ぞ知る特別な隠れ家的存在なのは、なんとモナーテ湖は地下からの天然湧き水であり、モーターボートなどの通過が禁止されているため、その水はとても澄んでいて綺麗なのです。

 またこの地域と湖の歴史も古く、先史時代の集落跡や古代ローマ時代の遺跡なども発見されていて、ずいぶん昔から栄えていたことが分かります。それらの発掘品などは全てヴァレーゼの考古学博物館で展示されているので、ご興味ある方は是非行ってみてください。

ミラノ近郊のおすすめビーチ 天然湧き水のモナーテ湖
カフェでのんびり。

 それだけでなく、モナーテ湖の伝説的な起源も伝わっています。昔々モナーテ湖畔に住む若くて美しいビアンカは、その土地の裕福な権力者で領主だった男からの求婚を拒否。当時、領主に逆らうことはあり得ないこと。しかしビアンカは命と引き換えにしても領主にNOを突き付けました。怒り狂った領主はすぐにビアンカとその母親が苦しみながら死ぬように飲食を禁じます。ビアンカの母親の体調が悪くなり、重い病気になったとき、ビアンカは領主へ呪いをかけました。そうすると大嵐や竜巻が領主の住む豪華な宮殿を襲い、嵐の去った後、宮殿は消えてそこにモナーテ湖が現れたんだとか…
嵐に一掃されたので、水がとても澄んでいるのかもしれませんね。


2021年07月20日(火) written by Maliarda from (イタリア)
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