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年末年始はミラノで楽しもう!  市庁舎でも絵画展示

年末年始はミラノで楽しもう!  市庁舎でも絵画展示
ミラノ市庁舎にてバロッチの
『聖母子と聖人たち』を鑑賞。

 この時期の恒例行事の一つ、ミラノ市庁舎での素晴らしい絵画作品展示をご紹介します。バロッチとして知られるフェデリコ・フィオーリ(1533〜1612)による祭壇画『聖母子と聖人たち』が来年2025年1月12日までミラノ市庁舎アレッシィの間にて展示されています。

マルケ国立美術館から貸与されたこの絵画は、1566年にウルビーノの聖フランチェスコ教会の礼拝堂のために制作されました。巨匠ラファエロの後継者と考えられているバロッチのこの作品は、聖母マリアの優しさと人間味のある感情的な特徴を加えて描れていて、ラファエロ描く聖母のように美しいです。
そして柔らかな色彩と全体的に調和のとれた表現、それに照明があたって、画面が目の前に浮かび上がってくるようでした。
なんと無料で鑑賞できますので、ミラノにいらっしゃる際にはぜひご覧になってみてください。

年末年始はミラノで楽しもう!  市庁舎でも絵画展示
ミラノを撮り続けた
カルロ・オルシ展もおすすめ。

 もう一つ、おすすめの展覧会は、戦後イタリア、とくにミラノをライカで撮り続けたカルロ・オルシの写真展です。
140点あまりのモノトーン作品、ほぼすべてが彼の監修の下で印刷されました写真です。オルシのキャリアはイタリアの全国紙コリエレ・デッラ・セーラの記者として写真を撮り始め、60年代には、イタリア国内外のさまざまな定期刊行物でルポルタージュを作成し、ファッション分野で働き、イタリア国内外のさまざまなモード雑誌とコラボレーションしました。70年代には広告に専念。そうした彼の一連の仕事がズラッと並ぶ展覧会は圧巻。
来年2月2日までモランド宮殿内のモード博物館で開催中です。


年末年始はミラノで楽しもう!  市庁舎でも絵画展示
Taschenのコンセプト・ショップ
は内装もアート作品です!

 その他おすすめはメラヴィーリ通り17番地にある有名なTaschenのコンセプト・ライブラリー。Taschenは、2020年に創立40周年を迎え、世界中に拠点を置くドイツの出版社です。
現在Taschenは建築、アート、デザイン、ファッション、映画、ライフスタイル、写真などの書籍を扱う最も有名な出版社の一つで、日本にもファンの方がいっぱいいらっしゃると思います。
ミラノのコンセプト・ショップは他にも見どころがあって、オーストラリアのデザイナーのマーク・ニューソンが作成した棚にデザイン本が展示され、ジオ・ポンティが設計した大きなランプが照明としてあって、床はアメリカ人アーティストのジョナス・ウッドによってデザインされたもの。空間すべてが芸術作品になっているというコンセプト・ショップなのです。ぜひ足を運んでみてください。

年末年始はミラノで楽しもう!  市庁舎でも絵画展示
年末年始レゴで遊べるスペースが登場。

 子供たち用のイベントも一つご紹介します。地下鉄トレ・トッリ駅すぐのシティ・ライフの広場には1月6日まで「LEGOクリスマス・アドベンチャー」開催。2室あって、一つはサンタ・クロース用、もう一つはレゴ・ブロックで作られたジンジャーブレッド用です。子供たちは中に入って、レゴを使った色々な遊びやパズルを楽しめるそう。
入場は無料ですが、ウェブサイトから予約する必要があり、16歳未満の子供は大人の同伴が必要です。citylifeshoppingdistrict.it
年末年始をミラノで過ごされる方は、どうぞ参考にしてみてください。


2024年12月31日(火) written by Maliarda from (イタリア)
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