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レオナルド・ダ・ヴィンチ生誕の地

レオナルド・ダ・ヴィンチ生誕の地
レオナルド・ダ・ヴィンチの生家

 今年2019年はレオナルド・ダ・ヴィンチ没後500年ということで、イタリア各地で様々なイベントや展覧会、講演会などが開催されていますが、その盛り上がりにあやかって(?)レオナルド・ダ・ヴィンチの生まれ故郷であるトスカーナ州のヴィンチ村へ行ってきました。
ヴィンチ村は州都フィレンツェから西へ約30kmほどの所に位置し、人口約1万5000人。レオナルドの生家はそのヴィンチ村からさらに3kmほど離れたアンキアーノという集落にあります。オリーブの木立に囲まれ、美しいトスカーナの丘陵地帯が広がる自然がいっぱいの素敵な所。


レオナルド・ダ・ヴィンチ生誕の地
たった3室しかない
小さな博物館内部

 レオナルド・ダ・ヴィンチの生家は現在博物館として一般公開しています。たった3室しかない小さな田舎の家という感じですが・・・入口の壁にヴィンチ家の家紋(オリジナルは館内に展示)があります。
レオナルドの家族ダ・ヴィンチ家はヴィンチ村の名士として有名で、代々公証人を務めていました。父親のセル・ピエロは有能な公証人で、母親は貧しい農婦の娘カテリーナと言われていますが定かではありません。こんなに有名なレオナルドなのに、実は彼の出生にはハッキリしていないことがあるのです。ただ分かっていることは、1452年4月15日に生まれたという事と非嫡出子であるという事。そして祖父と叔父に可愛がられていたらしいという事。


レオナルド・ダ・ヴィンチ生誕の地
ヴィンチ村

 非嫡出子のレオナルドは人里離れたこのアンキアーノの家でひっそり生まれたという説や、またこのアンキアーノはもともとヴィンチ家とつながりのあった一家の敷地だったとの説などもあるようです。いずれにしても、この家で生まれたことは事実だとか。
生家を見学した後はヴィンチ村に戻って13世紀からあるサンタ・クローチェ教会。残念ながら何度も修復を繰り返していて当時の面影はないそうです。ただ1452年4月16日に教区司祭がレオナルド・ダ・ヴィンチに洗礼を施したという洗礼盤が残っていました!これは感動しました。


レオナルド・ダ・ヴィンチ生誕の地
レオナルドの洗礼盤

 他にレオナルド・ダ・ヴィンチ博物館、レオナルド図書館などがヴィンチ村にあって、生家と併せ4つの博物館共通券を買って見学できます。こんな田舎村(と言ったら失礼ですが)なのに、年間50万人もの観光客が世界中から来るのだとか!レオナルド・ファンなら一度は行ってみて損はないと思います!

2019年09月10日(火) written by Maliarda from (イタリア)
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