水の都ヴェネツィア | イタリア

サンマルコ広場

１９８７年にヴェネツィアとその潟の全てが「世界文化遺産」に登録され、「アドリア海の女王」「水の都」「アドリア海の真珠」などの名称で世界中の人を魅了するヴェネツィア。

鐘楼からサンマルコ広場を望む

大小１７７の島に分かれ、それが４００以上の橋でつながり、車はおろか、自転車さえも通る事ができない「迷宮の街」になっています。移動手段は徒歩か、運河を走る水上バスのみで「不便」極まりないのですが、それでもなお世界中からの観光客が1年中絶えず訪れる素敵な街でもあります。

サン・ジョルジョ・マッジョーレ島

１７９７年にナポレオンが侵略するまで、やく１０００年もの間、富と繁栄を築き、イタリア最古の都市国家でもあったヴェネツィア。
今でもその強力な力を誇ったヴェネツィア共和国の歴史が至るところで垣間見れるようになっており、小さな入り組んだ路地を歩けば、まるで中世から時が止まったような感覚に陥る事さえあります。それがまた訪れる人を魅了する要因の一つでしょう。
ただ最近の「温暖化」などの影響により、このままいけばヴェネツィアがアドリア海に沈んでしまう懸念も出てきており、その水没を防ぐために色んな計画が立てられていますが、水に浮かぶ街を守るのはなかなか容易な事ではありません。

大運河の夕暮れ

世界で唯一とも言える、美しい水の都ヴェネツィア。
ここでは地図など何の役にも立ちません。迷いながら街歩きを楽しみ、美味しい魚介料理に舌鼓をうつ・・・
そんな時間の過ごし方が一番似合う街です。