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名所「モハーの崖」、もう一つの真実 〜 アイルランドワーキングホリデー

 アイルランドには色々と訪れるべき「名所」がたくさんありますが、その中
名所「モハーの崖」、もう一つの真実 〜 アイルランドワーキングホリデー
霧の中にその神秘的な雄姿を見せる
「モハーの崖」
でも有名な観光地といえば、<モハーの岸壁(Cliffs of Moher)>。海面からそびえ立つ200mの高さの崖の上から、大西洋の海を臨むとその迫力で自分がとても小さな存在に思えます。
 さて、毎年たくさんの観光客が訪れるこの名所の周辺地域に住む人々が、必死で守ろうと努力していることがあります。それはこのモハーの崖で人生を自ら終えようとやってくる人々の「命」。しかし当然ながらなかなか容易でないのが現実のようです。
名所「モハーの崖」、もう一つの真実 〜 アイルランドワーキングホリデー
「この看板より先へ侵入禁止
(危険なため)」の標識を
超えると、とたんに強い
海風に体を押される。
そのため観光客が誤って転落
する事故も少なくありません。
「自らの命を捨てに、ここモハーの崖へやって来る人を止める方法があるのか、それは誰にも分かりません。自殺の決心をしてやって来る人たちをその場で止めることができても、その後再び命を失いに来ないという保証もないからです。それにモハーの崖の壮大さ、美しさからここを“終焉の場”としたがる人もいるようです。」とは、アイルランドの沿岸警備隊のリーダーの談。
「自殺願望者を冷静な気持ちにさせるため、青い光を周辺に照らしたりして、自殺防止の効果を挙げる所も世界中にあるようですが、モハーの崖は自然の景観地であり、範囲も広大すぎてそれができません。」
 現在のところ、沿岸警備隊スタッフ85名とボランティアスタッフ1,000名が、日々自殺願望者の命を救うべく、昼夜必死で働いているのだとか。それでもこの世に別れを告げるため、かの地へやってきた人々の命を救えた場合は良くとも、仕事はそれだけに終わらず、実際に命を落とした「仏様」の収容をしなければいけない場面も多々あるそうです。それでも「冷たい海の中からご遺体を救い出し、一時も早く家族の元へ連れて帰ってあげられる」のは嬉しいことだとスタッフの一人は言います。

名所「モハーの崖」、もう一つの真実 〜 アイルランドワーキングホリデー
モハーの崖で亡くなった人たちの魂を
慰めるための石碑が数年前に建てられました。
 常に色々な表情を見せながら、その雄姿を見せ続けるアイルランドの自慢の名所の一つであるので、留学やワーキングホリデーでアイルランドに滞在する人が、必ずといって良いほど訪れる場所だと思いますが、その壮大な景色を愛でると同時に、モハーの崖の“裏事情”もちらっと頭の片隅に置いてみるのも大切なことかもしれません。
2011年09月23日(金) written by Uisce 『エール備忘録』 from (アイルランド)
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