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馬を路頭に迷わせないで……! 〜 アイルランドワーキングホリデー

馬を路頭に迷わせないで……! 〜 アイルランドワーキングホリデー
金融危機で一番被害を
被っているのは罪のない
動物たちなのかもしれません。
 ここ最近は世界中のメディアで「アイルランド」という言葉を見たり聞いたりすることが多くなりましたね――良いことで有名になれば嬉しいのですが、不幸にも今回はその反対。ギリシャに続いて欧州連合(EU)から経済的救済(Bail-out)を受けることが決まり、色んなメディアでアイルランドに関する記事が特集されているようで、アイリッシュではありませんが私でも胸が少し痛くなります。
 2007年〜2008年に世界をどん底に陥れた金融危機をきっかけに、アイルランドのバブル景気も一気にはじけ切ったのですが、バブル時代に過剰に建築した住宅や価格高騰など様々な要因から、アイルランドのお財布事情は悪化する一方。つぶれかけたアイルランドの銀行を守るため、政府がたくさん銀行にお金を費やしたこともあり、国の借金は大きく膨れ上がってしまったのでした。

 「こっちはこっちで何とかやるからEUは黙って見ててよ!」と言いたいアイルランドなのですが、同じくEUのメンバーであるドイツやフランスなどの国々にしたら、アイルランドの経済破綻が自分の国にいつ“飛び火”するかと考えると、心配で見過ごせないのでしょう。
 実際今のアイルランドでは、バブル時代に家を購入した人の1/3が住宅ローンを払えず苦しんでおり、長期で失職している人々も減る気配がありません。そんなわけで、お金がかかるからといって今まで飼っていたペットを捨てる心無い人もここ2,3年で多数出てきました。特に捨てられることが多いのは『馬』。イヌやネコよりも断然お金がかかるウマの飼育なので、どうにもこうにもいかなくなり捨ててしまうケースが増えているのだそう。ある新聞記事で、馬のブリーダーが「売れる馬は手元に置いておくけど、売れないのは捨てる」と言っていてショックを受けました。

 「EUから“経済的救済”なんか受けないよ。そんなことしてもらわなくても何とか自分たちでやっていけるから!」と言い続けていたアイルランドの首相が、手のひらを返したようにあっさりと経済的救済を受けたことも話題になってるようです。アイルランドは長く英国に支配されていたこともあり、たくさんの死者を出しながら独立を勝ち取った国なので、他国から干渉されたり仕切られたりするのに強い抵抗を感じる人も少なからずいるのかなあ、と思ったりもしますが、どちらにせよ、早く不景気から立ち直って明るい雰囲気のアイルランドにに戻って欲しいなあと願っています。

2010年12月03日(金) written by Uisce 『エール備忘録』 from (アイルランド)
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