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タイタニック号と共に沈んだバイオリン、ベルファストの博物館へ  〜 アイルランドワーキングホリデー

タイタニック号と共に沈んだバイオリン、ベルファストの博物館へ  〜 アイルランドワーキングホリデー
タイタニック号博物館
 北アイルランドにある、良く知られた博物館の一つに、タイタニック号博物館がありますが、この博物館で今月18日から10月13日の約一か月の間、タイタニック号の沈没前ぎりぎりまで演奏されていたバイオリンが展示されています。
 このバイオリンは1912年に沈んだ豪華客船、タイタニック号で演奏者として乗っていたウォレス・ハートレー(Wallace Hartley)さん(享年34歳)が使っていたもの。バイオリンは婚約者であったマリア・ロビンソン(Maria Robinson)さんから婚約記念として贈られたものだったのだといいます。
 氷山に船がぶつかり、沈んでいく中パニック状態で救命ボートへ乗り込む乗客を落ち着かせるために、7人の音楽隊メンバーたちと最期まで演奏を続け、自分たちは全員命を落とした――という話は映画などでご存じの方も多いかもしれませんね。

 ハートレーさんが船沈没後10日後に遺体となって発見された時、バイオリンはしっかりと彼の体に結び付けられていたのだそうです。
 バイオリンは彼の死後、婚約者のロビンソンさんのもとへ届けられましたが、その後彼女も生涯独身を通し、1939年に亡くなられた後は、バイオリンも色々な人の手に渡っていき、しまいには行方が分からなくなったのだとか。

 ところが2006年、イギリス北西部ランカシャーにある家の屋根裏部屋からこのバイオリンが発見され、7年間の様々な検査の後、このバイオリンがタイタニック号で演奏されていたハートレーさんのものだということが証明され、展示されることと相成ったのです。

 それにしても、そんな命と精神力が極限状態になっている時に、人々を冷静にさせようと演奏を続けた彼と同僚の音楽家たちの崇高さなどを想像すると、私はバイオリン見ただけできっと泣いてしまうんじゃないかと思います(残された婚約者のこととか、その時のハートレーさんたちの心情とか考えたら余計に)……。

 10月半ばまでタイタニック号博物館での展示がされた後は、イギリスでのオークションにかけられてしまうそうなので、興味のある方は是非今のこの機会に博物館へ行ってみてはいかがでしょうか。


2013年09月20日(金) written by Uisce 『エール備忘録』 from (アイルランド)
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