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韓国の子育て事情

 5月5日、韓国は日本と同じく子供の日でした。5日の子供の日、保育園や幼稚園へ通う子供の親はお菓子や文具などをプレゼントに自分の子供に持たせる事が多いです。おじいさんやおばあさんも孫にお菓子ボックスを買ったりして子供の日のお祝いをします。鯉のぼりやカブトなんかはありません。今回は子供の日にちなんで最近の子育て事情を書いていきます。

韓国は日本よりも少子化で、大きな問題になっています。その為最近は色々なサービスを国が提供してどうにか今以上の少子化にならないように期待しています。
まず、就学前の子供には日本の子ども手当のようなお金が毎月もらえます。そして保育園や幼稚園はほぼ無料で通うことができます。(インターナショナルなど特別な園はまた別ですが)なので、ほとんどの母親は子供を園に預けたがっています。働かなくても預けることができます。これは良い制度ですよね。子作りに積極的になりそうな制度です。

しかし、その後の子育てには大金がかかります。ほとんどの子供は小学校にあがると学校が終わってからまた塾へ行き、科目ごとに塾を渡り歩きます。それが大学まで続くのです。韓国には放課後のクラブはなく、スポーツをしたい子供はそれ専用の習い事をしなくてはなりません。
塾や習い事は強制ではありませんが、ほとんど全員が塾へ通い勉強をしています。これは都会へ行けば行くほど激化するように思います。子供は夜の8時、遅い子は11時までひたすら勉強をします。小学校から高校まで外で遊びまくっていた私には考えられませんが、韓国ではそうしなければ勉強に追いつかず、良い大学に入ることができなくて将来が不安になるそうです。

しかし私の知り合いでも勉強をしてこなくても事業が成功したり、良い人と巡り合って幸せな結婚をしたりしてる方もいるので全員が全員そういう生活をしてるわけではありませんが。そして塾を窮屈だと感じる子供もいますが、塾で友達と遊んでる感じで楽しいという子供もたくさんいました。
こういう子供にたくさん習い事をさせて、良い服を着せて、どんどん子供にお金をつぎ込む母親の事を"チマバラム"スカートの風と呼ぶようです。チマバラムになるにはやはり子供は少なくしないと生活にかなり影響するので、やはり韓国の少子化対策にはまだまだ問題があるようです。
2013年05月28日(火) written by さくらもち from (韓国)
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