PageTopワーホリネット | ワーキングホリデーとは
200902272683

楽チン韓国 直箸&あぐらの文化

韓国は、儒教の国、礼儀を重んじる…と、堅いイメージがありますが、かえって韓国のほうが緩いと感じることもあります。
そんな韓国文化において、逆に楽チンな部分についてお話したいと思います。

韓国のほうが楽だなと感じるのは、食事の席で、全て直箸(じかばし)で、食べることです。皆で囲んだ鍋も自分のスプーンを鍋の中へガッツリ入れて、そのまま自分の口まで運びます。他人同士でも、こうやって直箸で食事をしあうと、親しみが増すと考えられてるようです。
日本だと、取り箸があったり、取り皿があったり、自分の分をよそう前に、目上の方の分も、よそってあげたほうがいいのかな、なんて考えながら、思いっきり食べられなかったりしますが、韓国では、そんな心配ご無用で、好きなものに直接手を伸ばして食べるのみです。
たまに、親族でも友達でもない人と同席になり、直箸で食事するはめになることもあるので、そうすると正直、潔癖症の方には、困るものかもしれませんね。
考えてみれば、ポジャンマチャ(屋台風出店)の、おでんの付けタレなんて、一日中いろんな人が使ってるので、考え出すと怖くなるので、あまり深く考えないようにしてます。それに、このじかばしですが、料理をしてもてなす方も、余計なお皿や取り箸を用意しなくて済むので、結構楽ですね。


つぎに、韓国では目上の人の前では、食べれば食べるほど可愛がられます。
特に韓国のアジュンマ(おばさん)達は、よく食べる子が大好きです。
その上、料理自慢のお母さん達が多く、よく食べる=美味しい、食べない=不味いの、単純な思考回路しかありません。
さっき食べたばかりなんで、朝からあまり食欲が無くて…、等、そんな理由通じません。
食べない=不味いと言ってるようなものなので、すぐさま機嫌を悪くさせてしまいます。
ちょこちょこ食べてると、お母さんから、モゴーモゴー(食べなさい、食べなさい)と、催促されますし、目上の人が箸をつけるまで食べてはいけないと思い、お母さんが来るまで、大人しく待っていたところ、今度はお父さんに「何やってる?早く食べなさい。不味いんか?」と、また催促が。
日本では、もうこの年になると、たくさん食べなさいよ〜、なんて人から言われることは、ほとんど無くなってましたが、韓国へ来ると、ほんと我が子のように、食べなさい食べなさい、何で食べないの?と心配してもらえます。 

よって、韓国で、食事に招待されたときは、胃の調子を整えて、たくさん食べまくる覚悟でいきましょう。
特に、韓国人の恋人のお母様に初めて会うときは、外見の身だしなみや、韓国語のレベルよりも、お母さんの出した食事をどれだけたくさん美味しそうに食べるかが、お母さんに、気にいられる重要なポイントです!

次に、韓国では、日本と同様に、食事するときは、床に座って膳を囲みます。(もちろん日本と同様、ダイニングテーブルの家庭もありますが)その際、日本では女性は正座、もしくは横座り(お姉さん座り)ですが、韓国では立てひざ、又は、あぐら座りです。日本では、女性が人前であぐら座りはNOですが、韓国では全然OK。
前にテレビのニュース番組で、女性レポーターが取材である老夫婦の家に上がって、話を聞いてたんですが、その時、あぐらを組んで、インタビューしてたのが、とても不思議でした。日本だったら、それが人に話を伺う態度か!なんて、怒られそうですけどね。
ついでに、私も、こっちで食事の席では、あぐら座りしてます。 そして、たまに一緒にビールや焼酎を頂くこともあるんですが、舅、姑の横で、あぐら座りで、ビールを飲む嫁、日本だったら絶対考えられないし、即破門ですが、韓国では、全然普通です。この辺、とても楽チンです(笑)
2009年02月27日(金) written by SEOYUKI from (韓国)
Comment(0)


韓国関連の記事

この記事へのご感想は以下のフォームからどうぞ

お名前 [必須入力]
コメント [必須入力]
5000文字まで。(コメントにリンクは書き込めません。)
※記事の内容に沿わないコメントはお控えください。
※質問やお問い合わせはお控えください。