現在の韓国の経済の状況

　最近、めっきり寒くなってきました。皆さん、風邪などひいてないでしょうか。韓国に住んで、よかったなと思ったのは、春にも秋にも花粉症が出ないという事です。日本に帰ると、花粉症でマスクをしている人をよく見かけましたが、韓国では、黄砂が飛んでいるので、マスクをしている人を見かけたりします。

今日は、韓国の景気についてお話したいと思います。
私が韓国に住んでから、韓国の現状をこの目で見て知ったのは、テレビからや周りから、韓国の景気は、いいとはいえませんでした。物価の上昇は、かなりのもので、果物やオムツなどの紙製品とかは、日本のものに比べて、本当に高いのが実情でした。また、食堂など、かなりつぶれているところが多く、入れ替わりの多いイメージはぬぐえませんでしたし、実際、中小企業などは、本当にかわいそうなほど、休みがなく働いているのに、給料が驚く程少なかったり、不法的な状態で働いている人も多く聞きました。ただ、日本でも有名なサムスンやLGなどの大企業は、かなり優遇されているみたいでした。

もちろん、こんな状態でしたので、９０％以上大学を出ている韓国。就職浪人も多かったです。大学を卒業して、就職ができず、留学したり、手に職をつけようと別の学校に行く人もよくききました。
また、就職しても、いい給料がもらえないので、自分で事業を起こす人が多いのも、日本と違って多いように感じます。

日本人からみたら、かなり自信過剰かと思えるほどの自信を持って、新たな事をはじめるバイタリティーを持ち合わせる国民性。とっても、日本人の自分から見ると、ハングリー精神が日本人より強い感じがしました。

また、以前ここでも書いたように、ハウ住宅バブルも崩壊し、スプアな人達が多く発生し、家を転がす人も少なくなりました。

しかし、この景気の悪さから、ウォン安になり、韓国の家電製品が安く輸出できるようになり、去年から少し景気がよくなってきたように思います。また、政府も輸出がしやすいように、輸出にかかる税金を返金したりして、できるだけ多くの韓国製品を輸出しやすくするように制度を改正しました。

また、日韓通貨スワップも延長もなくなり、少しまた韓国経済も不安定な感じではありますが、ハングリー精神が強い韓国の人達。なんとか、がんばってほしいものです。

今は、円高なので、日本も輸出が苦しいと思いますが、アジア経済を支える２カ国。なんとか、頑張って欲しいものですね。