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デボルム2 〜 食べ物編 〜 ワーホリ韓国

 また一時的に寒くなっている韓国。寒いところではかなりの雪が積もったようです。一体いつになったら暖かな春がやって来るのでしょうか。
先日の記事でデボルムの行事についてお話しました。今回はこのデボルムで食べられる伝統料理(1年間の無病息災を願った食事)についてお話していきたいと思います。

まずメインの食事に関してですが、テボルムの日には、全ての穀物が熟し、豊作になることを祈願する意味で、普段食べている白米に麦、きび、豆、もち米、小豆などを入れて炊いたご飯を食べます。これをオゴッパッ(五穀飯)と言います。うちではこれに塩を少し入れてご飯を炊きます。地方により穀物の種類は少しずつ異なりますが、5種類を入れるのはどこも共通しているようです。もち米が入っているのでモチモチしてとても食べ応えがあります。
そのおかずとして食べられるのがゼンマイ、キキョウ、しいたけ、イワタケ、大根、モヤシ、豆モヤシ、かんぴょう、干し菜などのナムルです。これもそれぞれの家庭によって種類が変わってきますが、基本的に9種類のナムルが食卓に並びます。 冬の間の保存食品として保管しておいたナムルも、暖かくなりこれ以上とっておく必要がないため、テボルムの日に調理して食べたそうです。この日にナムルを食べると、夏バテをしないとも言われています。

食事のほかにデボルムで食べると言われるものがあります。それはクルミ、松の実、栗、ピーナッツです。この時期、市場やスーパーに行くとが殻つきのまま店頭に並んでいます。ではなぜ、殻つきなのでしょうか。韓国ではデボルムの朝に硬い殻をを歯で噛み、音を出しながら食べることで1年間体に腫れ物やできものが出ないようにと行うものだそうです。しかし、クルミなどは歯で噛んで割れるようなものではないのでうちでは金槌等で割ってから食べています。

日本ではなかなか季節の行事が見られなくなりつつありますが、韓国まではまだまだ残っているものが多くあります。これらの行事をこれからも大切にしていければと思う今日この頃です。


2010年03月19日(金) written by kooカナ from (韓国)
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