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意外な韓国結婚式

 俳優チャン・ドンゴンの結婚式に日本から韓流ファンのご婦人がつめかけたというからびっくりだ。厳戒態勢を敷くのかなと思いきや一般人の結婚式のように気軽に入って見られたらしい。日本人の感覚で言うと「ええ〜っ、食事は?席順は?大丈夫なの〜!?」とクエスチョンマークの嵐だろう。最近は、ブログなどで韓国式結婚式のレポートがちらほら見られるのでご存じの方も多いだろうが、韓国の結婚式は比較的カジュアルであっさりしている。

 その一つに席順はない。式と食事は別のところで行うがどちらも好きな場所をとれる。食事はほとんどがブッフェスタイルで、言ってみればバイキングレストランだ。食事時間というのもあいまいで、式をなんとなく見たら、なし崩し的にそれぞれが食事をとって、それぞれが帰宅の途につく。
 次に服装だ。主人公は婚礼衣装であり、それぞれの母親は韓服を着るし、父親もスーツを着る。しかし来賓は非常にカジュアルで、男性はスーツが無難なようだが、女性は通勤着みたいなものである。親戚の子どもたちにいたっては普通の普段着でもなんら問題視されない。

 そして、進行も見逃せない。伝統を大事にするお堅い雰囲気と、イベントに凝るイメージが強い韓国であるが、結婚式はさらっ、と始まり終わる。機械的に「パッリパッリ(韓国語で早く早く)」で進むからなのか、新郎入場はマーチがかかるし、新婦入場も日本ほど荘厳な雰囲気をつくらない。さすがに新郎がそれぞれの両親に最敬礼するところではしんみりするが、日本の結婚式+披露宴の大演出に比べたらあっさりしたもの。

 韓国の若い女性はお姫様願望も強いので、日本のウェディング業界を見たら驚くとともにうらやましがるのではなかろうか。呼ばれる方としては、あ、呼ぶ方としても、カジュアルな韓国式を一度経験すると日本では腰が重くなるだろう。
2010年05月18日(火) written by Kao from (韓国)
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