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韓国のコンカツ事情

 出生率の低下、未婚者の増加は日本だけの関心事ではない。当事者以上にメディアや社会の意識が騒がしいのは韓国でも同様で、日本から輸入された「婚活」という単語も踊る。ネット上のサイトから婚活キャンプまでここぞとばかりに業者も新興している。実際問題として男女が生涯を通じて働き続けられる環境はまだ遠く、妙齢の女性にとってはより早く死活問題としてやってくるし、男性は高齢化がさらに進み介護問題が現れるころそれを痛感するだろう。

 結婚相手に求めるものは非常に分かりやすい。女性は若くきれいで健康であること、そして男性は背が高く学歴が高く収入が高いことだ。結婚しても働きたい女性が増えた日本では以前ほど重要視されなくなった男性の「三高」だが、韓国では今でも燦然と輝くご印籠である。家柄や宗教も重要な要素で、韓国社会ではそういったものが社会での立ち位置にそれだけ影響してくるということでもある。

 大学時代は恋愛話に華を咲かせた女性たちも二十代後半ともなれば結婚相手を探すことに比重を置く。きれいになるためには整形手術も厭わない。恋に落ちる前に徹底的に条件を吟味する会話交戦は時々引いてしまうくらいだ。ただ、そんな打算的な女性たちもいざ結婚となると男性に尽くし、家庭を守る良妻賢母を目指していくのだから、実はものすごく「家庭」という価値観に純粋なのかもしれない。

 さて男性はというと、顔の善し悪し以上に背の高さが重視される。友人に彼氏のことを聞かれるとき「身長は?」と必ず聞かれる。そのため私などは「もったいないな〜パートナー向きなのに」と思う人でも180センチの壁で婚活に苦戦する人がいる。逆に市場では引く手あまたの三高男性、実際には勘違い男に成長してしまい女性が引いちゃう「困ったチャン」もいるようだ。


2010年11月16日(火) written by Kao from (韓国)
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