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私と韓国との出会い

私が1年半ぶりにソウルに戻って1週間位が経った時だった。私の通っていた大学からやって来た研修生たちにソウルで会う機会があった。
私の通っていた大学では、毎年夏に蔚山へ短期研修に行くプログラムがある。私も初めはそうやって韓国を訪れた。それが1999年・夏だったので、もうかれこれ10年前の話である。

10年も前なのにいまだに記憶に鮮明なことがある。それはソウルから蔚山まで驚くべきスピードで駆け抜けた高速バスである。
韓国に到着するやいなや高速バスに乗らなければならなかった理由は、台風のせいだった。元々釜山に到着するはずだった飛行機が台風のせいで急きょソウルに着陸したからだ。なので私たちは、ソウルから本来の目的地の蔚山まで高速バスで移動しなければならなかった。
初めて乗る韓国の高速バス、それも夜遅かったので窓の外は何も見えなかった。何も見えないうえにこれまで経験したことのないスピードで駆けぬける高速バス。私はバスの中でほとんど死ぬ覚悟を決めた気がする。それが私の韓国との出会いだ。

韓国の第一印象は「思ったより発展した国」というものだった。当時私は韓国の人々はみな韓服(チマチョゴリ)を着ているものだと思っていた。今思えば可笑しい話だが、韓国に対してそれ位の知識しかなかったのは事実である。
それは私が韓国に関心がなかったと言うよりも、関心を持つ機会がなかったからかもしれない。その当時は、今のように日本で韓国ドラマや映画が見られるわけでもなく、日本で活動する韓国の芸能人もほとんどいなかった。もちろん「韓流」や「ヨン様」という言葉もなかった。そんな環境で私が韓国へやって来たのは今となっては縁と言うしかない。
2009年07月28日(火) written by rieri from (韓国)
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