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200901302647

ソルラル(旧正月)を迎えました

ソルラル(旧正月)を迎えました
この右側の赤いのは、
家庭により組み合わせが様々です。
韓国では、1月26日にソルラル(旧正月)を迎えました。
そして、旧正月といえば、殆どの人が故郷へ帰り、家族や親戚と共に新年を迎えます。
このソルラルと、チュソク(旧暦のお盆)は、韓国では故郷へ帰省する人たちの民族大移動が始まります。
今回は、韓国の北部地方のキョンギ道やカンウォン道では、ソルラル休暇の一日目に、寒波と大雪が重なり、通常のソルラル渋滞よりもはるかに酷い大渋滞が起こりました。
だいたい、帰省は、ソウルのある北から南に下るというルートで流れてるため、この大雪で、首都圏から脱出できない状態で、雨が降ろうが雪が降ろうが絶対出席しなければならなかったソルラルも、今回の高速道路網の麻痺のため、ソルラル帰省を見送った人達も多かった様です。

そして、私もその大渋滞の中、韓国人の旦那と共に、ソルラルを迎えるため故郷のあるキョンサン道(朝鮮半島の南東部)まで帰省してきました。
まず旦那の実家へ向かい、旦那の両親と共に、ソルラルのお料理を作りました。

ソルラル(旧正月)を迎えました
魚と、トングランテン。
日本のお雑煮やおせち料理のように、韓国にもお正月の定番料理があって、ここ韓国でも、お正月はットク(お餅)を食べます。
トクを食べる、イコール齢を一つとると言う意味もあり、このットクは絶対食べないといけないようです。
次に、日本の天ぷらに似たようなもので、コグマ(さつまいも)や、トングランテン(ミンチの様に肉や魚のすり身を練った物)や、チジミ等を大量に焼きます。
そして、それをお正月三日ぐらい通して食べます。
朝昼晩の食事の時や、親戚の家を訪問するたび、これが出てくるので、少々飽き気味になりましたが、この気分は昔、子供の頃、お正月に両親に連れられて親戚の家を訪問する度に、出てくるおせち料理にウンザリしながら嫌々食べた気持ちを思い出しました。もう遠い昔に学校を卒業してからは、両親と共に親戚の家を訪問するなんてことから遠ざかっていたため、すっかり忘れてましたが、久しぶりに子供の頃のお正月の気分を思い出しました。

そして、旦那の両親と共に、今度は本家のある舅の実家へ、ソルラルのお祝いをするために向かいました。
舅は五男三女の兄弟なので、男性の兄弟全員が嫁、子供、孫を引き連れてやってくるので、30人近い数でした。
ソルラルの大儀式、先祖供養の儀式チャレ(茶礼)を行います。
ここには、女性は参加できないため、台所あたりで待機です。
次にセベ(新年の挨拶)を行います。このセベ、最初は先祖に向かい礼をして、つぎに、年配者達が座ってる前に行き(長男、次男、三男…と並んでます)、その息子やその嫁、子供達が挨拶をしにいきます。
そのときに、セーボンマーニパドゥセヨ(たくさんの福を受けて下さい。)と言いながら、挨拶します。日本で言う、土下座の様な形で、深々とします。
このとき、子供達は、お年玉をもらえます。

ソルラル(旧正月)を迎えました
チヂミも焼きました。
この後、朝食を頂き(これもまず、男性だけで、先に済ませます。)次に、女性と子供達で頂きます。
その後は、一年に数度しか会わない、親戚同士でいろんな話をしたり、ゲームをしたり、たまに花札なんてやってますが。
そうやって、親戚どうしで一日過ごします。
私達家族は、この後、今度は姑の実家の本家へ向かい、また姑側の親戚達と翌日ソルラルをお祝いしました。
日本人の私から見ると、こんな堅苦しいことやめて、お正月は、家族皆で旅行行ったりすればいいやん!なんて言ってしまったこともありますが、よく聞くと、この家系は、現在39代目だそうで、こんな歴史の深い家系かと思うと、ソルラルやチュソクの重みをずっしり感じました。
こんな伝統のある家系に縁を持てて、とても光栄に思いました。
2009年01月30日(金) written by SEOYUKI from (韓国)
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