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ワールドカップ 赤く燃える国

ワールドカップ 赤く燃える国

 日本と韓国、似ているけれど似ていない。これを痛感するイベントの一つにサッカーワールドカップがある。日韓共催を経て、応援スタイルや楽しみ方が双方に知らされたが現地で経験するとまたその熱の違いに驚くだろう。

 有名なのはソウル市庁前の広場。巨大なスクリーンで生中継、通称「赤い悪魔」と呼ばれる韓国サポーターの大集合。市庁前のホテルは、真っ赤に埋め尽くす彼らを見るために外国人(日本人多し)客で満室になるという。その真っ赤な応援団に感嘆するのもよし、だが実は、ここに繰り広げられるポジャンマチャ商戦もかなり熱い。
 トレードマークの赤いTシャツ、赤い角はもとより、飲み物、食べ物がひっきりなしに並ぶ。地下鉄を降りた瞬間からものすごい人渋滞で、押したり押されたりも当たり前、売る方も買う方もまさしく命がけなのだが、高くても飛ぶように売れている。

 若い人だけでなく会社のおえらいさんたちまで夢中になるのを見て、韓国ではサッカーが国民的スポーツと思いきや、「国際大会になると燃えるタチだから」と友人。通常の国内リーグはそれほど盛り上がっていない。ちなみに、韓国サッカーのプレーヤーの多くは一部優秀な人たちがエリートとしてやってきており、日本のように子どもの頃から地元のサッカークラブやサッカー部で気軽に少々下手でも楽しみながらやるという裾野の広さはないらしい。確かに週末でも少年サッカーのような取り組みを見ない。

 またこの時期は至る所でサポーターグッズを買うことができる。南大門など外国人観光客が多いところでは、ダミーもあるのでワールドカップオリジナルのデザインかどうかはご注意あれ。お店の人に聞いても本当のところはわからない場合もあるので、ぜひ事前チェックをお勧めする。
 今回のワールドカップは南アフリカ。時差や取材環境の問題もあり、どのくらいの熱になるのか興味深いところだ。

2010年06月15日(火) written by Kao from (韓国)
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