オーストラリア人がオリンピックにかける思い | オーストラリア

オーストラリア人が国を挙げて楽しみにしているスポーツのイベントの一つがオリンピックです。今回はロンドンで開催でしたが、夏季オリンピックはオーストラリア人が最も楽しみにしているイベントと言っても過言ではないでしょう。
オーストラリア人が夏季オリンピックを大好きな理由は単純に「オーストラリア人が夏のスポーツが得意だから」です。
サーフィン・水泳・ヨットなどのウォータースポーツはオーストラリアでも人気があり、オーストラリア人が得意とするスポーツでもあります。
今年は残念ながら水泳でのメダルは期待されていたほどとれず、オーストラリアでも不評でしたが、ボート競技やセーリングで金メダルをいくつかとり、期待とは違ったもののまぁよしとするかというのが国民の反応のようです。
日本でもフィギュアスケートで若い選手がメダルを取るととても注目が集まるのと同じようにオーストラリアでも若いアスリートはメダルを取るととても注目されます。
今回のオリンピックでは女子の水泳飛び込みで銀メダルをとった１６歳のブリタニー　ブローベンは銀メダルを取った直後から、インタビューを受けまくってどぎまぎしているのが初々しい印象でした。若いアスリートの教育に力を入れているのは国だけではなく、スーパーなどで買い物して集めたポイントやチケットを地元の小学校などに寄付すると、寄付された学校はそれでスポーツ用具などを買えるというオリンピックにかこつけたイベントをやっていました。
オリンピックが終わった今、オリンピックほどの熱気はありませんが、まだまだゴールデンタイムでパラリンピックがテレビ放送されています。パラリンピックでは女子の水泳でジャクリーン　フレニーが金メダルを５個も獲得し、オーストラリア国民もご満悦の様子です。スポーツに関してはかなりアツくなるオーストラリア人、日本のノリでなんとなくオリンピックを見ているとオーストラリア人のリアクションにびっくりしてしまうかもしれません。
人口が日本の１／４のオーストラリアはスポーツで他の国と対等に張り合い、メダルを獲得するのはある意味で祖国に対する愛情と誇りの表れなのかもしれません。