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コペンハーゲン プライドパレード

コペンハーゲン プライドパレード

デンマークはヨーロッパでも同性愛に寛容な国で、同性同士でパートナーシップ制度がある国として有名です。

私自身もデンマークに来て結構な数のゲイ・レズビアン・バイセクシャルの人と知り合うようになり、元々日本にいる時から知り合いがそうだったこともあって偏見はなかった方だと思うのですが、こちらに来てからさらに様々なタイプの同性愛者の人を知ってもっと寛容になった気がします。

毎年夏になると、コペンハーゲンでプライドパレードと呼ばれるゲイ・レズビアンの為のフェスティバルがあるのですが、今年はシティ西のフレデリクスベアにて行われました。今年は友人も参加しているので最前列で観に行ってきました。

コペンハーゲン プライドパレード

同性愛者のカミングアウトが日本より更に進んでいるデンマークとは言っても、やはりオープンに伸び伸びと生きることができるのは首都のコペンハーゲン周辺の話のようで、田舎になるとまだまだ偏見が強いというのが実際のようです。
ユラン半島の小さな町では同性愛者が集うバーがなく(オーフスに一件だけあるらしい)彼らにとって『出会いの場がない』というのが悩みだそうで、このプライドパレードはそういう人たちに出会いを提供する貴重な機会としても機能しているんだとか。

コペンハーゲン プライドパレード

パレードはスピーカーを積んだトラックが音楽をガンガンに鳴らしながら、荷台で人が踊っている、半ば小型の移動クラブみたいな感じでズラズラと街を闊歩?していきます。同性愛者でなくとも参加したくなるぐらい、みんなとっても嬉しそうに踊っています。この日結婚した同性愛者のカップルもたくさんいたようですよ。

日本では考えられないですが、このトラックでは各政党や所属グループ(職場、例えば大企業であるIBMやマイクロソフトなど)に分かれて参加しています。参加者はそれこそ老若男女問わずなぜか子供までもが参加しているというバリエーション。本当に多種多様で様々な人々が嬉しそうにパレードしているのを見ていると、こちらまでしあわせな気持ちになるので何だか得した気分!同性愛だろうが異性愛だろうがそんなことにこだわるのは本当にちっぽけなことなんだと思い知らされた、それでいて楽しい一日になりました。

※写真は2年前のプライドパレードより。
2010年09月03日(金) written by 重千代 from (デンマーク)
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