異国での生活に欠かせないのは、やっぱり友達。

異国での生活、楽しいことも多いですが常に楽な訳でもありません。特に来てすぐの頃は、新しい環境に馴染めずにストレスが溜まることも多いのではないでしょうか。
初めは勝手がわからなかったり、言葉ができないというだけで日本では当たり前のようにできていたことが簡単にできない、ここではいつまで経っても外国人というストレスは、経験した人でないとわかりません。私も未だにこのストレスはありますし、デンマークに住む以上これは切っても切れないストレスなのかなあ、と半ば諦め気味でもあります。

そんなデンマーク生活ですが、私が常に大事にしようと思っているもの。それは周りの友達です。
結婚を機に移住してきた自分ですが、夫を含む家族はとても大事です。でも、家族を介さない自分の人間関係が自身で築けた時、デンマークでの生活は一気に楽になりました。
来たばかりの頃は特にオープンでもない性格を無理にオープンにして、誰彼構わずとにかく友達になろうとしていました。語学学校に行き始めた頃です。
ただでさえ少ないデンマーク在住の日本人なので、当然クラスの日本人は私一人だけ。とにかく早く友達が欲しいと、今から思えばびっくりするぐらい社交的な時期でした。その甲斐あって、さまざまな国籍と価値観を持つ友達ができて、その中の数人とは一緒に旅行に行けるほど仲良くなることができました。
でも日本人の友達は初めの２年ぐらいはなかなかできませんでした。

日本の家族とスカイプする以外は日本語を話すことがない生活が２年も続いたのですが、とあることをきっかけにできた日本人の友達。日本語で話して笑うことがこんなに楽しいことだったのか！と当たり前のことを思い出して、今では彼女なしのデンマーク生活は想像できないぐらいです。

良くも悪くも小さい世界のデンマーク、価値観を共有して一緒にいて楽しむことのできる友達を見つけるのは簡単ではありませんが、そういう存在がいるといないとでは楽しさ、住み易さが格段に違います。

言葉や文化を超えて体感できる友情はかけがえのないものですし、本人次第では一生もののつきあいとなることもあるでしょう。
出会いはどこに転がっているかわかりません。
せっかく遠いデンマークまで来ているんだし、この際思いっきりオープンになって、デンマークのどこかにいるであろう素敵な友人をあなたも見つけてみましょう！