PageTopワーホリネット | ワーキングホリデーとは
200906162837

憩いの場、世界遺産「クロンボー城」

憩いの場、世界遺産「クロンボー城」
ハムレットのモデルにもなった
世界遺産『クロンボー城』
コペンハーゲンから電車で約1時間。ヘルシンオア駅に着いたら、歩いていける距離にその城を見つけることができるでしょう。デンマークの世界遺産の1つ、クロンボー城はハムレットのモデルになった城としても有名です。(実はシェイクスピア、ここを訪れたことは一度もなく、友人から話を聞いただけだって知っていました?)
毎年、夏には場内の庭でハムレットが上演されます。
憩いの場、世界遺産「クロンボー城」
地下に入れば、ひんや〜り
城と教会、地下牢への入場料は、ちょっと高めの65DKK。
場内は撮影自由。
門をくぐると、目の前にどっしりと城がたちはだかり、重厚な城壁の向こう側には5km先にスウェーデンを見渡せます。
この地域、北海とバルト海を結ぶ海運の要であったため、防衛と通行税徴収のために、もともと城が建てられていたそうです。
16世紀、デンマーク国王フレデリスク2世がルネサンス様式を取り入れた城として完成させたのですが、1629年9月25日大火災に見舞われます。残ったのは礼拝堂のみ。そこで、息子のクリスチャン4世はさらなる増税を課し、内装をバロック様式に変え近代風の城へと再建しました。
城内では、当時の暮らしからフレデリスク2世が作らせたタペストリーなどを見て回ることができます。
憩いの場、世界遺産「クロンボー城」
城の外堀を歩けば、
対岸にスウェーデンが見渡せる。
夏(5月〜9月)までは17時まで開館しています。地下の元牢獄に入れば、ひんや〜りと冷たい空気が暑さも吹っ飛ばしてくれること間違いなし。
ここは、れっきとした世界遺産なんですが、近づいてみると意外とそんな気がしません。
なぜかって・・・?
それは、平日の昼間から土日まで、晴れた日には城の堀にゆったりとした光景を見かけるからです。散歩をしていたり、本を読んでいたり、ピクニックをしていたり。それもそのはず、城内部への入場料は必要ですが、門をくぐって堀に入るのは年中無料なんです。芝生の手入れもしっかりされて、子供や恋人と過ごすにはもってこい。もちろん、一人だってかまいません。安全です。かく言う私も、月に2回は散歩に行っています。「中に入るより、外から眺めるほうが美しい。」せいもあるかもしれません。。。
憩いの場、世界遺産「クロンボー城」
城内に併設されたカフェ
2010年を目標にクロンボー城を中心としたヘルシンオアの文化都市計画も進んでいます。新しく生まれ変わったクロンボー城一帯を訪れるのも楽しみですね。
2009年06月16日(火) written by denden from (デンマーク)
Comment(0)


デンマーク関連の記事

この記事へのご感想は以下のフォームからどうぞ

お名前 [必須入力]
コメント [必須入力]
5000文字まで。(コメントにリンクは書き込めません。)
※記事の内容に沿わないコメントはお控えください。
※質問やお問い合わせはお控えください。