パーティーとアルコール

伝統的なワイン屋さん。
世界各地からのおいしいワインがたくさん！

デンマーク人は、何かとパーティーが大好きです。
イースターやクリスマスには家族で集まって一緒にごはんを食べてお祝いしますし、おじいさんおばあさんになっても誕生日をみんなで祝うのは普通です。区切りのいい20、30、40などの誕生日パーティーは、普段よりも盛大に行われます。
それに、日本ではあまり一般的でない結婚２５周年の銀婚式や、５０周年金婚式、６０周年のダイヤモンド婚式なども盛んに行われています。

デンマークに滞在していると、こういう大きいパーティーにお呼ばれする機会があるかもしれません。
パーティーでは、みんなでごはんを食べて、お酒を飲んで、歌を歌ったりゲームをしたりすることもあります。
そこで必ずと言っていいほど振る舞われるのが、デンマーク土着のお酒、アクアヴィット（スナップス）と呼ばれるじゃがいもの蒸留酒です。これが信じられない程アルコール度数が45~48度とめちゃくちゃ高い！
これを小さいショットグラスでぐびっと何杯も飲んでしまうのがデンマーク人のすごいところ。寒い地域だからお酒で体を温めて、少しぐらいの風邪ならこれで治る！などと言い切ったりします。

デンマーク人は国旗が大好き。
パーティーでは必ず飾られています。

誰かが「スコッ！」（スコール：乾杯の意）と発したら、すかさずグラスを掲げて周りの人たちと目配せ、にっこり微笑んで一気飲み。この時グラスをカチンと鳴らすことはあまりありません。
これが自分が食べている時であろうと、誰かが言い出したら手を止めてスコッ！と言わなければならないので結構忙しい。お酒があまり飲めない私には少しきつかったりしますが…
他にもデンマーク人にとってジュース代わりのビールや（こちらではミネラルウォーターよりも安い！）ワイン、シャンペンやウイスキーなどありとあらゆるお酒が振る舞われますが、めったにベロベロに酔ったりしないのがこれまたすごいところ。大人になって泥酔するまで飲むのは御法度とされているからです。もちろん、日本人が同じ量を同じペースで飲むと速攻泥酔しそうな勢いで彼らは飲むのですが…

デンマーク語がわからなければ尻込みしてしまいそうですが、デンマーク人はざっくばらんでオープンな人が多いので、自分からどんどん話しかけて輪に入っていきましょう。お酒が飲める人であればどんなパーティーでも楽しめるはずです。スコッ！