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デンマークでの就職の仕方

デンマークでの就職の仕方

今回はデンマークでの就職について。
ワーホリが始まってまだ数年のデンマーク、仕事を得るのはこの不景気故にとても難しいのですが、どうにかして一度仕事のチャンスを得られれば、その後ワーホリビザからインターンビザに切り替えたり、見習いを経てそのまま就職というチャンスがあるのは、できたてワーホリ制度ならではかもしれません。

デンマークで仕事をゲットするのに重視されるのは、意外かもしれませんが人脈です。もちろん経験もとても大事なのですが、人脈も同じぐらい重要視されます。
求人情報の7割はネット、新聞、広告などには出ていないと言われ、なんと多くが周辺の人間関係の中から探すというのですからビックリ。『○○のポジション空いてるけど誰か興味ありそうな人いない?』などと同僚などに聞いてみるんだそう。それでも見つからなければ求人広告を出す、という訳。

はっきり言います、デンマークは堂々たるコネ社会です。

なのでこの狭いデンマークで、人脈のネットワークを築くのは就職活動に直接結びつくとも言えるんですね。どこで何が結びつくかはわかりません。意外なところから仕事の話が降ってくるかもしれません。

私自身もデンマークでの初めての仕事は、友達が産休に入るのでその穴埋めに、と保育所で働いたのが最初です。
子供を扱ったことがなく、もちろんそんな仕事の経験もないのに『ああ、あなたが彼女の友達ね!』と履歴書を見られることもなく(!)あっさりと仕事が決まったことに驚いたのを覚えています。あれだけ面接に向けてイメージトレーニングしたのに…と拍子抜け。
○○の紹介、という肩書きは、職歴よりもずっと有利なんだ…と実感した瞬間でもありました。日本ではなかなかこうはいかないですよね?

逆に求人情報の半数以上が表に出ないデンマークの就職事情を逆手に取って、自分から気になる職場に積極的にアプローチしてみるのもいいでしょう。
デンマーク語では、求人していない場所へ送るアプリケーションという言葉(uopfordret ansøgning)があるぐらい一般的です。

今のご時世、簡単に履歴書をeメールで送ることができますが、小さい企業や職場であれば、少し勇気を出して履歴書片手に直接仕事場を訪ねて行ってもいいと思います。そっけないメールより、直接対面で話をした方が印象に残りやすいし、安心感を与えるからです。

私も片っ端から履歴書を配り歩いたことがあります。
大半が『今は人手が足りてるけど、何かあったら連絡するわ…』といった消極的な対応でしたが、自信には繋がりました。

もちろん求人情報も常にチェックして、応募して音沙汰がなかったらこちらから連絡を取ってみるのも手です。
連絡ないのにこちらから更にプッシュしてもいいの??と、かなりアグレッシブに感じるとは思いますが、それが大丈夫。
こっちでは結構普通に応募者から『誰を採用したのか。自分には何が足りなかったのか』という問い合わせは珍しくないからです。
更にそこから『じゃあ他にどこかを紹介してもらえないか』と連絡先を(無理矢理)聞き出し、面接のアポを取った強者が私の友達にいます(笑)。
初めは緊張すると思いますが、何度もしているうちにメンタル面は強くなっていきますので、根性試しぐらいの勢いでトライしてみてはいかがでしょう。

次回はデンマークでの履歴書について書いてみますね。

2012年05月11日(金) written by 重千代 from (デンマーク)
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