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デンマークの洗濯事情

デンマークの洗濯事情
地下室に設置された共有洗濯機。
操作はとても簡単です。
2000年代最後のクリスマスも終わり、とうとう2010年になりました!
毎年恒例の個人花火がドカンドカン上がる大晦日も過ぎ、お正月らしい雰囲気もないまま通常の生活に戻ってしまいます。
今年は幸い1月3日まで日曜日だったので仕事始めは4日からだったのですが、特に週末がかぶることがなければ2日から仕事始めというのは日本人からすれば少し残念ではあります…
今回はデンマークでの洗濯事情をご紹介します。
都市部の古いアパートは築100年以上というのも普通であるデンマークですが、外観はもちろん水回りの事情もあまり進んでいないアパートも多く、各世帯に洗濯機がないということも珍しくありません。

その場合は各棟に共有の地下室などがあり、みんなで数個の洗濯機を共同で利用します。これらは一般的なコインランドリーよりは安価に設定されていることが多く、使用頻度によっては洗濯機を持つよりも実際は安上がりになるということも。ちなみにこのアパートの共有ランドリーは一回あたり10クローナです。

もちろん何十も世帯がありますので、おのおのが自由に好きな時に洗濯できるわけではなく、カレンダーのようなものに各割り当てられた鍵などで数日前に利用したい時間帯を予約する、ということで、多数の世帯で数個の洗濯機を共有するシステムが成り立っています。共働きが通常のデンマークでは、やはり仕事が終わる夕方から夜にかけてが一番込み合う時間帯です。

洗濯機はもちろん乾燥機も設置されていますが、これも無料ではないので多くの人は物干し場を利用するようです。これも地下などの洗濯機と同じスペースに設置されていることが多いです。外の共同スペースに物干し場があるケースも見られます。
秋から冬にかけては雨や雪が続き、日照時間も短いので外でお日様にあててカラっと乾かすということが不可能なのはなんとも残念なところ。

私も洗濯機設置済みのアパートから洗濯機なしのアパートに引っ越した時は、日本では常識だった洗濯機が家庭にない!という事実がなかなか受け入れられませんでした。いちいち事前に予約をして外まで出て行くこのシステムを初めは不便だなあと感じたものですが、的応能力というのはすごいもので今では何の疑問もなく利用しています。

洗濯機に限らずそれ以外のことでも、日本では当たり前で疑問にすら感じなかったこともここデンマークではないのが普通だったり、またはその逆もよくあることです。
日本ではこうだったのに…と比べて不便さを嘆くのは簡単ですが、せっかく限られた時間のワーホリなんですから、違いを楽しむぐらいの気持ちで生活する方が精神的にも健康的でいいのではないかと思います。
2010年01月08日(金) written by 重千代 from (デンマーク)
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