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オードロップゴー美術館に行こう

オードロップゴー美術館に行こう

コペンハーゲンにはいくつか美術館がありますが、今回はシティ郊外にあるこぢんまりとしたオードロップゴー美術館をご紹介します。
ここはもともとHafniaという保険会社の社長であったWilhelm Hansen氏(1868-1936)とその妻であるHenny Hansenの邸宅で、彼らが所有していた美術品が死後に美術館として一般公開されるようになりました。

オードロップゴー美術館に行こう

美術館のあるLyngbyは、現在でもブルジョアエリアで、周りは森に囲まれ大きな豪邸がひしめく、閑静な住宅エリアです。美術館も小さな森に囲まれた中にぽつんとあり、周辺を散歩するだけでも心安らぐ、贅沢な空間となっています。

私が訪れた期間はちょうど「叫び」で有名なノルウェーの画家、ムンク展が行われていました。代表作である「叫び」のイメージが強過ぎるムンクの、知られざる側面を見てみようというコンセプトで、「叫び」以外知らなかった自分にとって、目新しい発見がたくさんあった刺激的なエキシビションでした。

元邸宅であった美術館の旧館と、2005年に増設された新館にて構成されているこのオードロップゴー美術館ですが、この新館がまたすごい斬新なデザイン!
これは知る人ぞ知るイラク出身でイギリスを代表する建築家ザハ・ハディッドによってデザインされたものなのです。
ガラスとコンクリートが融合し、流れるような曲線と切り出されたかのような直線のコントラストが美しく、建物自体が美術品ともいえる素晴らしくユニークなものとなっています。建築に興味がある人はもちろん、なくてもその斬新さとアイデアにはため息が出るほど。これは一見の価値ありです。

オードロップゴー美術館に行こう

館内のカフェのデザインも、椅子やトイレまで細かく全て計算されており、ガラス張りから見渡す森を見ながらコーヒーが味わえるというとても贅沢な空間になっています。

ルイジアナ美術館ほど有名ではありませんが、こぢんまりとしていて品のあるオードロップゴー美術館。機会があればぜひのぞいてみることをおすすめします。落ちついた雰囲気と空間に癒されること間違いなし!

Ordrupgaard Museum
http://www.ordrupgaard.dk/
月曜日休館
入場料 大人:80kr 18歳以下は無料
2010年03月19日(金) written by 重千代 from (デンマーク)
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