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20190918476

イギリスYMS申請、「VFS Global」での申請予約エラー多発、予約なしで来館しないこと

イギリスYMS申請、「VFS Global」での申請予約エラー多発、予約なしで来館しないこと

Youth Mobility Scheme(略語:YMS、俗名:イギリスワーキングホリデー)申請において、オンライン予約システム「VFS Global」での予約エラーが多発しています。


日本人のYMS申請は、まずUK Visas and Immigration(英国政府 以後、UKVI)のサイトにて電子申請書を「作成」した後、それを「紙に印刷」してパスポートと一緒に英国ビザ申請センター(民間営利企業 VFS Global運営)に「提出」しにいかなければなりません。この提出の際に「オンライン予約」による方法がとられていて、申請者はオンライン予約システム「VFS Global」で予約をします。

また、この予約の際に「添付書類のアップロード」が可能になっていて、従来、紙で提出していた資金証明などの書類を、個人で電子スキャンしたうえで、パソコンなどを使って自宅から英国ビザ申請センターに電送することが可能になっています。

しかしながら、「VFS Global」の予約システムにエラーが頻繁に起こるのが問題になっていて、ひとたびエラーが起きるとWEBサイト上で「オンライン予約」と「添付書類のアップロード」という重要な操作ができなくなっていまいます。
そうなると、ほとんどの申請者は困り果て、その内容をVFS Globalに問い合わせるのですが、この際にVFS Globalは改善する方法を教えてくれず、「有償の予約なしサービス」(Walk-in Without Appointment)で英国ビザ申請センターに来館することを強要します。

ここで、エラーの改善(後述)を試みもせずに諦めて、VFS Globalの言われるまま予約なしで来館してはいけません。


この「オンライン予約」は申請者が受付に殺到することを避けるために便宜上とられている処置であって、本来「予約なしでの受付が可能」になっています。これをVFS GlobalはWalk-in Without Appointmentと呼称しています。
しかし、予約なしのまま来館すると6500円(2019年現在)の「入館料」が必要になってしまい、これが営利企業VFS Globalの「収入源」の一つとなっています。


イギリスYMS申請、「VFS Global」での申請予約エラー多発、予約なしで来館しないこと
Oops something went wrong please try again.
という下品な表現「Oops」を使ったVFS Globalのエラー画面

この事象は世界中のVFS Globalサイトで起こっており、トラブルが多いのは日本に限ったことではありません。「エラーがよく起きる予約サイト」という異名を持つほどどの国でもトラブルが頻繁に起きておりSNSなどで情報が交換されています。

この「VFS Global」のサイトでの予約方法がとられたのは2019年3月7日からで、現時点でまだ歴史は浅いのですが、エラーがよく起きるのは事前に十分な確認動作を行わないままシステムを稼働させているのが原因で、しかも、バージョンアップ等のメンテナンスを行う際にサイトを休止しないまま作業にあたっている(改良工事中のまま営業している)ために利用中に画面が突然消えることもあり、トラブルが多くなっています。以前はUKVIのサイトで申請と同時に予約する方法がとられておりエラーもなくシステムが安定していました。


「オンライン予約」と「添付書類のアップロード」エラーの改善・回避方法


VFS Globalのサイトでエラーが起きた場合の処置としては、一旦ログアウトして時間(5分以上)を置いたうえで再度ログインを試す方法が良いようです。時間を置くのはセーバーとのセッションを切って、新規接続を試みるためです。
この際に、インターネットの知識がある方はブラウザの設定で「cookieやキャッシュを消す」と効果が上がります。このような改善方法はVFS Globalのサイトに記載がなく、ワーホリネットで実際の申請者やスタッフ数名が、エラーが起きやすい状況を作ってエラーを起こし、その後改善したことによる実験的に得られた情報です。
また、スマートフォンでの操作はできるだけ避け、パソコン、特にWindows10を使用し、ブラウザはInternet Explorer 11もしくはGoogle Chromeを推奨します。


ログイン中の操作についてはこれでエラー問題が解消します。
ところが今度は、一旦ログアウトして後日、再ログインしようとすると今度は「パスワードが違う」というエラーが起きる場合があります。(後述で解決策を説明)
この時に、パスワードを間違ったのかロックがかかったのかと「思い込み」、念のためForgot Password(パスワード再設定)をしようとすると、一向にお知らせメールが届かない事態に遭遇します。その結果、永久にログインできなくなります。

この現象は、初回にVFS Globalから送られてくるメールに「正しいログイン用のURLが記載されていない」のが原因です。
VFS Globalからのメールに、「https: //mycart.vfsglobal.co.uk/MyCart」というURL(以後、My cart)が記載されていますが、これは「米国と中国のみの申請者」のサイトで日本からの予約には全く関係がありません。


イギリスYMS申請、「VFS Global」での申請予約エラー多発、予約なしで来館しないこと
正しいログイン用のURLが記載されていないVFS Globalからのメール

「パスワードが違う」というエラーが起きるエラー解決策

まず再ログインするURLを「https://myappointment.vfsglobal.co.uk/myappointment/」(以後、My appointment)としてアクセスすればログインできるようになります。
(※VFS Globalへの新規登録は、事前にUKVIのサイトでビザ申請を行う必要があります。)


上記の2つのサイトMy cartとMy appointmentは、サーバー管理が全く別なので、アカウントやパスワードを共有していません。それでMy cartに、My appointmentで登録済みのパスワードでログインしようとしてもできないのです。

「パスワードが違う」というエラーが起きた場合は、正しいMy appointmentのURLでログインすれば正常にログインができます。再ログインする時は、ブラウザのURLを確認しましょう。
ここでURLが違うことに気が付かずにパニックになって、結果、VFS Globalから予約なし来館(Walk-in Without Appointment)を強要されることは避けてください。

なお、UKVIのオンラインで申請料金を支払った後に、My appointmentへのリンクが作成されますが、すぐにVFS Globalのサイトに移って予約をとる必要はありません。
オンライン予約には期限はありませんので、英国ビザ申請センターに来館してパスポートを提出しようと考えている日から「逆算をして、約一か月前に予約」を取れば十分です。オンラインでは後日、予約を変更できますが、「エラーによる予約なし来館を避ける」ためにも、あとあと「変更はしないほうが無難」です。よって、来館日が確定してから予約を行うほうが良いです。

英国ビザ申請センターでのパスポート提出は、UKVIのオンラインで申請料金を支払った日から90日以内に完了させる必要があります。

・ワーホリネットの「VFS Global」オンライン予約 日本語解説
https://workingholiday-net.com/UnitedKingdom/visa/evisa/VFS_Appointment.html


・ワーホリネットの「Tier5」UKVIオンライン申請書作成 日本語解説
https://workingholiday-net.com/UnitedKingdom/visa/evisa/Tier5.html


・Youth Mobility Scheme 申請方法解説
https://workingholiday-net.com/UnitedKingdom/visa/evisa/Lottery.html

2019年09月18日(水) written by ワーホリネット from (イギリス)


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