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英国での就労や賃貸の規定変更 BRPによる身分証明が不可能に
 

英国での就労や賃貸の規定変更 BRPによる身分証明が不可能に

 英国内務省は、2022年4月6日から、Biometric Residence Permit (BRP)、Biometric Residence Card (BRC)、 Frontier Worker Permit (FWP) の仕様を変更したと発表しました。

BRP、BRC、FWP提示による身分証明方法が不可能になります。

英国ではBRP、BRC、FWPの偽造が多発しており、不法滞在者の就労と賃貸が問題になっていますのでその対策強化となります。


(BRPとは、英国到着後に英国の郵便局で取得するカード型ビザです。)

Biometric Residence Permit (Youth Mobility Scheme VISA)
BRP おもて
※2021年からの新デザイン British format



Biometric Residence Permit (Youth Mobility Scheme VISA)
BRP おもて
※2020年までの旧デザイン EU format




 2022年4月現在、英国にて就労する場合と、家を借りる(賃貸の)場合は、BRP、BRC、FWPを身分証明書としては使用できなくなっており、Youth Mobility Scheme (YMS)の場合は、今後、BRPカードを提示する従来の物理的な方法(Physical document method)では、雇用契約や賃貸契約ができなくなります。


 2022年4月6日以降、雇用主と家主は、デジタル検証システム(Digital validation system)によって本人確認を行う必要があり、YMS滞在者が英国での就労と賃貸する場合は、雇用主や家主による「正規ビザ滞在者であるかどうかの事前確認」が必須となります。

また、「この確認を怠った雇用主や家主は法的なペナルティ」が科せられます。

なお、今回の仕様変更は学業に関することに触れられておらず、BRPカードを提示する従来の物理的な方法で学校入学が可能です。

ただし、今後入学に際してもBRPによる簡易確認でなくオンラインによる確認へと変更する可能性があります。
(※随時、英国政府のサイトで入学に関するBRPの規定が変更になっていないかの確認が必要)

YMSで就労と賃貸の際のデジタル検証システムの大まかな流れ

  1. YMS滞在者(申請者)がオンラインシステムにて、自分自身のデータを検索しその書類を「紙に印刷」し、コードを確認します。
  2. 雇用主や家主は上記1の書類(コード)を受け取り、「英国政府のデジタル検証システム」によって「雇用主又は家主と、必ず申請者本人と一緒の席」で本人確認を行います。
  3. 「確認済みの書類のコピーを受け取り」2年間保管します。


Prove your right to rent in England
(イギリスで賃貸する権利を証明する)
https://www.gov.uk/prove-right-to-rent

Checking a job applicant's right to work
(求職者の確認)
https://www.gov.uk/check-job-applicant-right-to-work


Right to work checks: an employer's guide
(求職者チェック方法ガイダンス)
https://www.gov.uk/government/publications/right-to-work-checks-employers-guide


2022年04月11日(月) written by ワーホリネット from (イギリス)


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