ワーホリネット | ワーキングホリデーとは
20200902497

コロナ禍でのYMS申請は添付書類にて英国到着日のアピールが重要

コロナ禍でのYMS申請は添付書類にて英国到着日のアピールが重要

 Youth Mobility Scheme 2020(YMS 2020)申請はコロナ禍にあり、いまだ混乱は収まっていません。後期の抽選が行われるはずの7月には前期の延期を決定したとして前期の申請が可能となり、後期の抽選については9月現在いまだ発表が無く、コロナワクチンの開発次第では年内の実施すら危ぶまれています。(※この記事の後、後期は9月5日に発表「2020年度Youth Mobility Scheme 第2回抽選発表 9月21日開始」)

2019年度の渡航者についても、その一部は未だ英国の地を踏んでおらず、Vignette TransferやReplacementという渡英延期手続きをして終息するタイミングを見計らっています。

 このように現在の英国ビザ審査は、2019年度と2020年度の申請者が入り混じるだけでなく、それぞれ英国到着日が異なる為、それぞれのオーダーに逐一あわせていると大量の判断と時間が必要となってしまうので、ある程度審査は簡略化されているのが現状です。

ビザ審査では、申請手数料の支払い状況と資金証明の有無をチェックした後に、パスポートの審査と犯罪歴が調べられ、最後に添付書類が閲覧されます。そしてこれらをパスすると渡航許可がおります。
申請者が時間をかけてオンライン申請書に記入した渡航歴や英国到着日、Additional Informationは「飛ばされ」、必要に応じて見返す程度に留まっています。
つまり申請書で考慮されるのは個人情報だけで、それ以外は別途英文の書類を添付しないと判断してくれない可能性があります。


 また、ビザ審査は一定の基準があるわけではなく、担当した審査官の独断で決まります。つまり同じ条件の申請者でもそれぞれ担当した審査官の判断で結果が異なることがあります。
実際に、同じ条件の申請者で2021年1月の英国到着が希望通り許可される者もいれば、そうならない者もいます。この理由は単に担当する審査官が違うためです。

コロナ禍など関係なく平常時のマニュアルに固執する厳しい審査官がいる一方、柔軟にコロナ禍の情勢を鑑みて慧敏で臨機応変に対応する優しい審査官がいて、どの審査官に当たるかは運次第となります。


 とりわけ、コロナ禍の情勢に理解のない審査官が担当した場合は、希望する英国到着日は希望よりも審査官の判断が優先され、添付書類で強くアピールしない限りその多くは審査日と同日となります。
Tier4学生やTier2長期就労ビザは、それぞれ学校や企業が発行した添付書類にて開始日が指定されるので申請者が別途用意する必要はありませんが、Tier5就労ビザのYMSついては必要になります。



 Tier5就労ビザYMSの前期申請者が、到着日を2020年9月以降にして申請する場合は、COVID-19による到着延期理由を記した英文レターを作成し提出(アップロード又は持参)します。

この延期する理由が不明の場合「審査日がビザ開始日」と決定され2年間の滞在ができなくなってしまいます。


・COVID-19による到着延期理由を記した英文レターの見本
https://workingholiday-net.com/UnitedKingdom/visa/evisa/Required_documents.html#Doc_COVID19

(見本はあくまで見本ですから、自身による文章見直しと推敲が必要。)


・添付書類のアップロード又は持参方法(※上記サイトの同じページ・別項)
https://workingholiday-net.com/UnitedKingdom/visa/evisa/Required_documents.html#Attached_document




※Youth Mobility Schemeはワーキングホリデービザではなく、正規の短期就労ビザです。
Tier5 Youth Mobility Schemeがコロナ禍でも発給が可能なのは、観光を目的としたワーキングホリデービザでないためです。


2020年09月02日(水) written by ワーホリネット from (イギリス)


イギリス関連の記事


 

[ おしらせ ]