ホームステイの場合、語学学校が斡旋・紹介してくれる場合が多く、また主要都市には斡旋・紹介を専門に行っている機関・会社もありますのでこれらを利用する方法もあります。これらのホームステイでは「家族の一員」として滞在者を迎えるようなスタイルではなく「間借り人・下宿人」を受け入れるような感覚である場合がほとんどです。事実、ホームステイを受け入れることによって得られる収入を生活費の一部として継続的に受け入れている家庭も多く「ビジネス」の一環として捉えた方が正確です。
また、自分でアパートを借りる場合ですが帰国する日本人を対象に部屋を引き継ぐ方法と現地で新規に探し出す方法があります。 まず、帰国者より引き継ぐ場合ですが、これらの情報は口コミや日本語情報誌などのから探せます。家具等を含めて住居を丸ごと引き継ぐので生活用品のほとんどを同時に入手できるのが魅力。ただし、イギリスの場合、ワーキングホリデー制度が始まって間もない事から他のワーホリメーカーからの引継ぎ物件はまだまだ少ないのが現状です。
新規にアパートを探す場合ですが、もちろん相応の語学力があることを前提とします。 【その1:新聞・雑誌から探す】 タイムズやガーディアンなどの全国紙とよばれる新聞のほか、各都市にある地方新聞などでも探す事ができます。特に地方都市で探す場合は地元に密着した地方新聞やコミュニティーペーパーなどを利用するのがポイントです。新聞によっては毎週特定の曜日に賃貸住宅情報の集中掲載していますので、要チェックです。そのほか、週刊誌や住宅情報専門誌なども発行されています。 気にいった物件が見つかったら広告主である家主さんに電話連絡の上、アポイントをとって物件を見せてもらうようにしましょう。 【その2:不動産屋で探す】 不動産屋(Estate Agent,Realestate)は中規模の都市であればほぼ必ずあります。ほとんどが町の一等地近くになりますので、容易に見つけられるでしょう。 イギリスの場合は売買物件を扱うのが中心ですが、借家の斡旋もしてくれます。 ロンドンには日系の不動産屋もあり、日本語で対応してもらえます。
<日系不動産会社>
イギリスの場合、家賃は週表示されているのが一般的です。日本のように月額家賃ではありませんので勘違いしないように気をつけてください。 契約に際しては家賃の中に含まれている諸費は何かを確認することが重要です。水道(上・下水)料金についてほとんどの契約で家賃に含まれていますが念のため必ず確認するようにしましょう。そのほか、フラットの場合には光熱費や暖房費等も含まれていることがあります。 また、英国の賃貸物件は日本と異なり基本的に家具付となっています。そのためインヴェントリー (Inventory=備品の目録)を作成しそのリストにもとづき、入居前および退去時に家具や備品の破損状況などを大家さんとチェックをするシステムになっています。
【不動産広告用語】
ロンドンでの家賃が高い事は有名ですが、そのため、日本のアパートに当たるフラットをベッドルームの数に応じた人数(一人一部屋)でシェア(共有)する方法がしばしば行われています。
一つのフラットを借り、キッチンやリビングルーム、バス、トイレなどを共同使用するフラットシェアの場合、場所にもよりますが、ロンドンの場合、相場は1週間80ポンドから120ポンドぐらいです。これより大幅に安い場合は、フラット・シェアでなく、一部屋に2〜3人が住むルーム・シェアの場合が多いようです。