A.カナダのワーキングホリデー・プログラムでは、申請の前に、カナダの就職先から内定をもらってはいけないことになっています。
入国後の就職先は、Working in Canada/カナダ国内における就労のサイト(英語)で調べることができます。
[ PR 広告 ]
[ おすすめ ]

カナダ入国編2

※この記事は2007年8月現在のものです。現在は制度が変更になっていますので参考程度にご覧ください。
カナダ入国その2(イミグレーションでの対応)前回は自分の事は自分の力でと言うところで終わりました。今回はではどのように頑張ればよいかの説明です。 カナダに到着すると荷物を受け取り列に並び、パスポートを見せて入国理由、期間、場合によっては滞在場所、税申告の有無を聞かれます。もしこれが観光目的などの場合は、簡単な証明書類の呈示或いは口頭での説明で終了です。この審査は入国管理と税関を兼ねており、実際に検査を行っているのは税務局の役人(CUSTOMS OFICER)です。入国管理業務を移民局から委託され行っています。彼らもここではVISA OFFICERと呼ばれます。 このプロセスを一時審査(PRIMARY EXAMINATION)と呼び、カナダビザ所有者、永住者、市民、観光ビジターの殆どはこの一時審査で無罪放免のはずです。ワーキングホリデー(ワーホリ)、学生ビザ、労働ビザなど事前に海外で申請を済ませている場合は実際のビザ発行業務が有りますので、カナダイミグレーションの審査官 (IMMIGRATION OFFICER)の担当する二次審査にまわされます。ここで最終審査を受けた後にビザの発行となります。 入国名目に係わらずもし入国に際し疑惑を持たれると二次審査の対象です。ここでの疑いとは大きく分けて関税業務上の理由(禁制品目の持ち込み、申告漏れの疑い)とイミグレーション上の疑い(入国不適格者の疑い)に分かれます。イミグレーション上の疑問の多くは一時滞在者が永住意思をもっていると疑われる場合です。過去に出入国が多い、過去にビザで問題を起こしている等は要注意対象に成る可能性があります。ワーキングホリデー(ワーホリ)から観光ビザに変更し、6ヶ月以上になると延長が難しく成るのはこの理由からです。カナダに長期滞在を希望する事は永住意思ありと疑いはじめるわけです。又、不法労働に従事する可能性も懸念します。いわゆる観光ビザと呼ばれる入国用のビザは観光目的以外にも具体的な目的に合わせ適用されます。限定された範囲内でのビジネス活動、スポーツ選手活動、芸術家活動その他の場合で期間も色々です。その場合のビジタービザはパスポート上のスタンプだけではなく、ビジターレコードという書類の形をとり、具体的な条件が付記されます。 話が少しそれてしまいましたが、まず知っておかなければならない基本は、カナダイミグレーションの基本姿勢です。入国者は全て永住意思が有ると前提して扱うのが彼らの基本です。そして更に申請者にその疑いを晴らし、入国の合法的な権利がある事を自分で証明する義務があるとしている点です。 前回にも書きましたが、これが「外国に出たら自力本願が基本」という理由の一部です。沈黙は自分の立場を不利にします。嘘は致命的なダメージを与えかねません。正確に相手に自分の状況を説明できなければ場合によっては大変不愉快な目にあいかねません。最悪なケースは入国拒否です。帰りの航空券の呈示、資金の呈示、滞在先の証明、旅行日程等全て一時滞在を裏付ける為のものです。言い換えれば「不法滞在はしません」という証明といっても良いでしょう。どんなに相手がうるさくても相手には聞く権利があり、こちらには説明する義務があるので仕方がありません。忍耐強く応対してください。全く根拠の無い疑いをかけられる場合だってあります。もし自分が正しければ根気良く説得を続けて下さい。日本人はこの様な境遇に慣れていませんので簡単にギブアップする傾向がありますがともかく粘る事です。(但しあくまでも自分が正しい時に限ります)。証明書類が不十分ならば後日再提出すると交渉します。必要ならば友人を呼び保証人になってもらいましょう。この様な場合英語力が不十分だと苦労します。もし法律、規則を知らかった場合のミスでも知らなかったからといっても法律は知っている事が前提ですから無駄です。入管業務は「疑わしくは罰する」「君子危うきに近寄らず」を基本にしています。勿論基本的な権利、人権は尊重されていますが、同時に国民、国家の安全確保が最優先の目標です。入管プロセスを甘く考えてはいけません。滞在目的が証明出来るように準備を怠らない事、つじつまの合わない発言を控える、嘘はつかないが原則です。 先日、観光目的で初めてカナダの友人を訪れた女性がいました。外国旅行は初めてで英語が不得意でした。カナダ到着に先立ち、機内で知り合った女性と入管まで一緒に出てきた所、何故か別室に呼ばれ取り調べを受け、3週間の滞在希望に対し1週間のビジターレコードが発行されました。帰りの航空券の呈示も役に立たず言葉も通じずに、途方に暮れて当社に相談に来られました。 話から推測するに機内で知り合いになった女性は移民局のブラックリストに載っており、彼女も同様に疑われた様でした。初めてのカナダで、しかも初めて機内で会った人とたまたま一緒に歩いてきただけでこの様な不幸な目にあってしまった訳です。こんな最悪なケースはめったに起こらないとは思いますが可能性は常に存在すると言う事です。まず知識を持つ事、準備を怠らない事が大切です。因みにこの女性は当社が同行しナイアガラ国境から出国し、再入国し、1ヶ月の観光ビザの取得に成功しました。 |
[ PR 無料で資料請求! ]
[ おすすめ ]