このウイルスは、Windows上で動作するウイルスです。以下のバージョンのマイクロソフト社の InternetExplorer と Outlook/OutlookExpress 
    を使用しているWindows パーソナルコンピュータ:
 ■Macintosh MacOSは? 
    
    このウイルスは、Windows上で動作するウイルスです。Apple社の Macintosh MacOS パーソナルコンピュータには感染しません。 
    
    しかし、ウイルスメールをそのまま Windows にユーザー転送した場合、転送先のWindows ユーザーが感染被害に遭います。ウイルスと思われるメールは削除してください。 
    
    また、MacOS 上で Soft Windows (仮想 Windows OSソフト)を起動している場合は MacOS でも感染します。 
    
 
    ■InternetExplorerのバージョンはどうやったらわかるの? 
    
    InternetExplorerを起動し、メニューバーから [ヘルプ] - [バージョン情報] で
    バージョンの先頭数字が5.5のときはInternet Explorer 5.5、5.01のときはInternet Explorer 5.01です。
    また、更新バージョンが0のときは更新されていない初期のバージョン、SP1のときはService Pack 1に更新されているバージョンです。 
    
 
    ■InternetExplorer、Outlook/OutlookExpressを使用してませんが・・。 
    
    InternetExplorer、Outlook/OutlookExpressを使用していなくても、
    ウイルスメールの添付ファイルを実行(ダブルクリック)すると、感染被害に遭います。 
    感染した場合、InternetExplorer、Outlook/OutlookExpress がインストールされている状態では(Windowsマシンには標準でインストールされています。)Outlook/OutlookExpress 
    を使用するしないにかかわらず、ウイルスを他人に撒き散らします。 
    
 
    ■どんな形式のメールなの? 
    
    ◆ メールの送信者 :
      パターン1: 先頭に '_' (アンダースコア) が付いたアドレス
   例えば、"Name" 
      <_address@ipa.go.jp> のようになります。
 パターン2: 以下のアドレスのいずれかの場合もあります。
 
      " Anna" <aizzo@home.com>
      "JUDY" <JUJUB271@AOL.COM>
      "Rita Tulliani" <powerpuff@videotron.ca>
      "Tina" <tina0828@yahoo.com>
      "Kelly Andersen" <Gravity49@aol.com>
      " Andy" <andy@hweb-media.com>
      "Linda" <lgonzal@hotmail.com>
      "Mon S" <spiderroll@hotmail.com>
      "Joanna" <joanna@mail.utexas.edu>
      "JESSICA BENAVIDES" <jessica@aol.com>
      " Administrator" <administrator@border.net>
      " Admin" <admin@gte.net>
      "Support" <support@cyberramp.net>
      "Monika Prado" <monika@telia.com>
      "Mary L. Adams" <mary@c-com.net>
      " Anna" <lindaizzo@home.com>
      "JUDY" <JUJUB@AOL.COM>
      "Tina" <tina08@yahoo.com>
なお、パターン1のアドレスが使われた場合は、アドレス先頭に"_" (アンダーライン)が追加されているので、そのアドレスに返信することはできません。 
    
    ◆ メールの件名 :
      パターン1: "Re:" のみ
      パターン2: 先頭に 'Re:' が付く、以前に送ったメールの返信の件名
      パターン3: 空の件名
    ◆ メールの本文 :★
      空の本文 又は、Take a look to the attachment. 
    ◆ 添付ファイル名 :★
     Card.pif
      docs.scr
      fun.pif
      hamster.ZIP.scr
      Humor.TXT.pif
      images.pif
      New_Napster_Site.DOC.scr
      news_doc.scr
      Me_nude.AVI.pif
      Pics.ZIP.scr
      README.TXT.pif
      s3msong.MP3.pif
      searchURL.scr
      SETUP.pif
      Sorry_about_yesterday.DOC.pif
      YOU_are_FAT!.TXT.pif 
      
    ◆ 例) :

    
    
 
    ■どうしたら感染するの? 
    
    なんだろう?とメールを開いた時点で感染します。
    ウイルスメールの添付ファイルを実行(ダブルクリック)すると、感染被害に遭います。
    また、OutlookExpress ではプレビューしただけで感染してしまう可能性があります。OutlookExpress ではプレビュー機能をオンにしていると、ウイルスメールを削除しようとしてメールを選択しただけで感染します。
    下記のような警告メッセージがでたら[キャンセル]しましょう。
    
    
    
 
    ■感染しているか調べるには? 
    
    システムディレクトリに KERN32.EXE や HKSDLL.DLLというウイルスファイル★が作成されています。
    ファイル検索するには、Windows[スタート]ボタン→[検索]→[ファイルやフォルダ]を選択し、[ファイルまたはフォルダの名前]項目にKERNEL32.EXEと記入し[検索開始]ボタンを押してください。KDLL.DLLも同様。
    検索結果でファイルが見つかった場合は感染していることになります。 
    
    注意1:KERNEL32.DLL 及び SKDLL.DLL ファイルはウィルスではありません。このファイルを削除するとWindowsが正常に動作しなくなります。 
    
    注意2:SULFNBK.EXE ファイルはウィルスではありません。デマ情報です。このファイルはWindowsに存在しません。 
    
 
    ■感染しないようにするための緊急措置は? 
    
    今後感染しないようにOutlook/OutlookExpressの設定を変えます。あくまでも緊急措置で完全ではありません。
    OutlookExpressを起動し、ローカルフォルダを選択して、メニューバーから [表示] - [レイアウト] で「ウインドウのレイアウトのプロパティ」ダイアログボックスを表示し、「プレビューウィンドウを表示する」のチェックを外してプレビューウィンドウが表示されないようにしてから、メールを削除してください。
    
    
 
    ■駆除方法は? 
    
    コンピュータに関する高度な知識が必要です。
    特にレジストリの修正等は少しでも間違えると、コンピュータが正常に起動しなくなる場合もあるので注意が必要です。
    感染してしまった場合の修復方法は、下記のようなレジストリの修正が必要となります。
    無償の修復ツールがワクチンベンダーから配布されているので、そちらを使う方法もあります。コンピュータに関する高度な知識がある方:  
    - Windowsをsafeモードで起動して、ウイルスが追加した以下のレジストリ値を削除します。★
 HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunOnce\Kernel32=kern32.exe
- 次に、ワクチンソフトでフルスキャンし、検出したファイルを削除します。ファイルが削除できない場合は、検出したファイルの名前を変更し、レジストリ設定 
    の削除を確認後リブートしてから、名前を変更したファイルを削除します。
- 今後、再感染しないように以下の予防策をとります。
コンピュータ、パソコン初心者、レジストリ機構を知らない方: - 以下のURLに、修復ツールがあります。ダウンロードして使います。
 注)ツールを使う場合には、各ベンダーが記述している「使用上の注意等」をよく読み、 自己の責任において使用してください。
 山田洋行(F-Secure)
 トレンドマイクロ社
 シマンテック社
- 次に、ワクチンソフトでフルスキャンし、検出したファイルを削除します。(ファイルが削除できない場合は、検出したファイルの名前を変更し、レジストリ設定 
    の削除を確認後リブートしてから、名前を変更したファイルを削除します。)
- 今後、再感染しないように以下の予防策をとります。
    
 
    ■予防策は? 
    
    ブラウザ(InternetExplorer)にパッチを適用する。(又はバージョンアップする):
パッチの適用方法については、マイクロソフト社のサイトでご確認ください。
    マイクロソフト社 「ホームユーザー向けセキュリティ対策 
    早わかりガイド」あるいは最新の  InternetExplorer 6.0をインストールする。
 
    InternetExplorer 6.0をインストールする。
    (注: 必ず、Outlook Expressを含む標準構成以上でセットアップしましょう。)