![]() 【写真:夕食の1コマ: トマトスープと白身魚のクリーム煮】 |
今回は,イギリスでの入院生活での食事について触れてみたいと思います.イギリスの入院生活が快適に過ごせたのは,食事のおかげでもあったと言えるかもしれません.
入院して最初の数日は体調も悪く食欲もなかったので,食べられるものも限られていましたが,ポリッジ(オートミール粥)やスープ,ヨーグルトやゼリーなどはのど越しもよく,重宝しました.
私の入院していた病院では,毎晩,夕食後に翌日のメニューが配られ,朝食.昼食.夕食に食べたいものをリストから選んで,それを就寝前に提出するという具合でした.基本的に朝はポリッジとトーストのシンプルな食事でしたが,昼食や夕食はサラダやスープ,サンドイッチなどの軽食からキャセロール,ロースト肉などのボリュームたっぷりの食事まで,その日の体調に合わせて数種類の選択肢から選ぶことができました.
入院して数日は朝はポリッジ,お昼はスープ,夜はサラダをリクエストしていましたが,食欲が戻ってからは朝はポリッジ+トースト,お昼はサンドイッチ,夜は2〜3コースをリクエストしていました.メインはイギリスの一般家庭でもよく食べられているコテージパイ,ビーフシチュー,スパゲティミートソース,フィッシュアンドチップスなど.ちょっと脂っこいものが多いので,体調の悪い時には受けつけられなかったのですが,すべて手作りというだけあってそれなりにおいしかったです.
なかでもおいしかったのはスープ!トマト,ブロッコリー,キャロット&コリアンダーなど,ほぼ毎日出たスープすべて大満足のおいしさでした.食事の時間が入院生活のひそかな楽しみでもありました.
次回,イギリスで入院生活 (3)に続きます.