2017年度から,英国のビザはYouth Mobility Scheme(略語:YMS,俗名:イギリスワーキングホリデー)のみ渡英予定日の6ヶ月前から申請が可能になりましたが,英国ビザのオンライン申請システム「Visa4UK」が未だ「6ヶ月前」に対応していないためトラブルが起きているようです.
現在,オンライン申請システムの不具合が原因で,Date of Intended Travel(渡英予定日「以後,渡英日と呼ぶ」)に,6ヶ月後の渡英日の日付が設定できなくなっています.
この場合,申請を進めていき,「Travel Information」 セクションのDate of planned arrival in the UK(英国の到着予定日「以後,到着日と呼ぶ」の質問欄で,日付を6ヶ月後に設定することで回避することになります.
しかし,解決策が周知されていないため,渡英日の日付が設定できず申請を進められない申請者が多いようです.
現在,渡英日は「Date of Interned Travel cannnot be more tht 180 days in the future.」と言う規則で,180日後までの日付しか選べません.
英国内務省によれば,他のビザ全てが3ヶ月の規則なので,YMSだけのためにDate of Intended Travelの設定を180日から6ヶ月に変更する事はしないと明言しています.
解決策として,申請者は,オンラインで最初,申請書を作成する際に,「渡英日」を選んで申請を開始しますが,その際に6ケ月後を選べないので,例えば3月30日に申請書を作成した場合は,「渡英日」には適当な日付を入力しておいて,申請書内の「到着日」で英国到着日を6ケ月後の日付にするということになります.
オンラインで申請書記入中,最初自動で「渡英日」と「到着日」は同じ日になりますが,「到着日」は114年後までの日付に変えられるので,9月30日に変更可能になります.
つまり,ビザの開始日は,「Date of Intended Travel」渡英予定日でなく,「Date of planned arrival in the UK」英国到着日の日付ということになります.
また,別のトラブルも起きていて,Visa4UKのシステムはスマートフォン対応になっていませんので,セキュリティの暗号化などは,場合によってはスマートフォンで不具合がおきます.
まず,パスワードの再設定をする場合は,スマートフォンでの操作ができません.特にパスワード変更等のセキュリティ関連の操作はiPhone対応になっていないので,パソコンから操作する必要があります.
また,パソコンであってもMacOS Xは未対応なので,Windowsが望ましく,さらに最新のWindows10ではエラーがおきやすいので,現時点ではWindows7が推奨版になっています.
MacOS XではSafariやGoogle Chromeで不具合が多いので,Firefoxで操作する必要が生じます.
英国ビザの申請は,オンライン申請システム「Visa4UK」で予期せぬトラブルが起きる場合があるので,3月30日期限ぎりぎりに開始せず,早めに余裕をもって始めるのが望ましいでしょう.
YMSビザの申請 渡英予定日記入 見本
http://workingholiday-net.com/UnitedKingdom/visa/evisa/#u7
YMSビザの申請 到着日記入(ビザの開始日) 見本
http://workingholiday-net.com/UnitedKingdom/visa/evisa/YMS-VAF9.html
YMSビザの申請方法.申請書類
http://workingholiday-net.com/UnitedKingdom/visa/evisa/Lottery.html