ドイツのライン川&モーゼル川 「リバークルーズ」体験(後編) <br> | ワーキングホリデー通信
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ドイツのライン川&モーゼル川 「リバークルーズ」体験(後編)


【写真:ライン川(右)とモーゼル川(下)の
合流が見える,コブレンツ】

夏休みに,ドイツを流れるライン川とモーゼル川のほとりの町を巡る,5泊6日のリバークルーズ体験.前日の晩にケルンを出発したクルーズ船は,コッヘム目指して航行中.


翌日の朝,レストランで朝食を取った後,屋外デッキへ上がって行けば,周りはワイン用のぶどう畑が広がっていました.ライン川やモーゼル川周辺地域は,リースリングワイン用のぶどう品種が栽培されているのだそう.

やがて船は閘門(こうもん)へ.リバークルーズならではの体験です.英語で「ロック(lock)」,ドイツ語で「シュロイゼ(Schleuse)」と呼ばれる水門のことで,水位に高低差がある場所に船が来ると,そのままでは前へ進めないため,水量を調整する役割を担うのがこれです.




【写真:朝起きたら,周りはぶどう畑だらけ!】

水位調整の間,閘門の様子を見たくなり,再び屋外のデッキへ上がってみました.鉄のゲートの向こうから大量の水が流れ込んで来るのが見え,それにつれ船も徐々に上へ上がって行くのが面白かったです.こうして船は再びまた航行を続け,その日の午後にモーゼル川のほとりにある町コッヘムへ到着.

コッヘムはドイツ南西部に位置する,童話の中に迷い込んだような可愛い町でした.

次の日にコッヘムを出た後はトライス=カーデンに滞在し,その後はモーゼル川から再びライン川へ.そしてアンダーナッハという小さな町に深夜到着.

翌日の朝食後さっそく町歩き開始!ライン川沿いの遊歩道から旧市街へ入れるようになっている門が,映画のセットのようでカッコいい.旧市街も,そこここにローマ時代を彷彿とさせる遺跡が残っていました.




【写真:水門で水位調整を待ちます】

アンダーナッハの次の町ラーンシュタインはちょっと寂れた感じで,すぐに船に戻ってきてしまいました…そんな時でも,いつもすぐ近くに自分のホテル(クルーズ船)が停泊してくれているので,実に便利(笑).

そんなリバークルーズの最終目的地はコブレンツです.二千年の歴史があり,川や森,山脈,ぶどう畑など自然もいっぱい(キャンプ場も川沿いにありました)の都市.

観光名所を一つ,二つ見た後は,町の通りをぶらぶら歩いたり,観光列車でのんびり旧市街を見て回ったり,はたまたショッピングを楽しんだりして過ごしました.



【写真:ドイツらしい,可愛い町コッヘム】

こうしてその日の午後にコブレンツを離れた船は,翌日の朝6時,出発地点のケルンまで戻ってきました.午前9時までは乗船していて良いことになっていましたが,駐車場やケルン中央駅に行くシャトルバスが朝8時前に迎えに来る,ということで早々にチェックアウトしていった乗客が多かったです.

短い期間でも,同じ船で共に旅をした人たちとお別れする時は,若干寂しさも感じました.通常の旅とはまた異なる体験ができるので,リバークルーズ旅はおススメです.


.ドイツのライン川&モーゼル川 「リバークルーズ」体験(前編)
https://workingholiday-net.com/magazine/weblog/article-202509097109.html



2025/10/21(火) Uisce
No.7118 (アイルランド)

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