スイスの山の中で過ごす夏のバカンス. <br> | ワーキングホリデー通信
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スイスの山の中で過ごす夏のバカンス.


今年の夏のバカンスは,中央スイス地方にあるルツェルン湖を下に眺める山の中で過ごしました.ルツェルン湖からケーブルカーに乗って標高約1600メートルまで登ると,そこにはエメラルド色をした湖と山々の絶景が広がっています.

ちょうど滞在中の8月1日は,スイス建国記念日でした.この湖の一帯はスイス連邦発祥の地域でもあり,リュットリ,ブルンネン,シシコン,テルズカペレ(テル礼拝堂)など建国ゆかりの地が点在しています.




ルツェルン湖はスイス連邦発祥の地となった4原州を結ぶ湖で,正式名は"4つの森の州の湖"という意味を持つフィアヴァルトシュテッテ湖(Vierwaldstatterse)です.通称,英名のルツェルン湖と呼ばれています.

スイスで5番目に大きな湖(スイス領だけの面積でみると4番目)で,南のウルナー湖,西のアルプナッハ湖ともつながって非常に複雑な形をした湖で,数々の入江と周囲の山々が織り成す美しい景色は実に幻想的です.




この地を訪れる人々は,夏はハイキング,冬はスキーを楽しみます.普段の都市の喧騒を離れて静かな山の中で過ごす時間はとても貴重に感じます.静かな山々に響く牛たちのカウベル,1秒ごとに変わる山や雲の景色,のどかな牧歌的な風景はまさに癒やしそのものです.

ハイキング中は牛や羊たち,空には鷹などを目にします.大自然で暮らす動物たちは実にゆうゆうとして幸せそうです.
地元で作られたチーズはとても新鮮でさっぱりとしています.無人販売店では近くで採れたての卵などが販売されていました.

もちろん山上にはスーパーなんてありませんので,滞在中の食料は全て事前に用意しなければなりません.



便利な世の中から離れての自然の中での滞在にはじめは少しドキドキしましたが,この不便さも一つの良い思い出です.便利すぎる普段の生活をかんがえさせられる機会にもなりました.



2025/08/12(火) Paris Eyez
No.7103 (フランス)

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