パリのコントローラー 徹底した不正乗車への取締り<br> | ワーキングホリデー通信
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パリのコントローラー 徹底した不正乗車への取締り


【写真:メトロ内での
コントローラーによるチェック.】

パリのメトロやバスなどの交通公共機関に乗ると,写真のようなコントローラーに出くわすことがあります.コントローラーとは,乗車券をチェックする人たちです.

パリのメトロでたまに改札を飛び越えている人を見かけたことがある人もいるかもしれませんが,このように意図的に無賃乗車をする人が以前と比べて増えたためか,近年はコントローラーの厳しさが増している印象です.

よくあるのは,乗り換えの構内や,改札を入ってすぐのところにある死角にコントローラーが待ち受けているパターンです.

無賃乗車は35-60ユーロの罰金が発生します.




罰金を要求される人もコントローラーも声を荒げて言い合います.最近は,メトロの中にわさっと一気に6-10人規模で乗り込んできてドアが閉まると同時にチケットのチェックを始めるという光景も目にしました.

一度スイスの鉄道でも同じような光景を目にしましたが,誰一人としてコントロールから逃れられないように窓口を塞いで見張る役の人がいるのにはびっくりしました.





【写真:パリ郊外の鉄道に乗る際は
ホームに機会があります.】

先日たまたまバスに乗車している際に,コントローラを見かけました.
英語を話す観光客でバスに乗車した際に勝手が分からずに交通系ICパスをかざし損ねた人が,容赦なく罰金を払わされているのを目撃してなんだか可愛いそうに思えました.

フランスの郊外の鉄道は,入り口の改札がないものも多くあり,その場合は電車に乗る前に駅ホームにある紫色の機械に交通系ICパスをかざさなければなりません.そうしなければ,無賃乗車とみなされます.






【写真:このように機械に
パスをかざします.】

お国柄や国民性の違いは否めないものの,日本の鉄道にはほぼ必ず改札があり,バスも乗車時と降車時に交通系ICパスなどをかざすので不正乗車がある程度防げるのでしょう.



2025/03/25(火) Paris Eyez
No.7053 (フランス)

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