季節の風物詩 フランスのガレット.ド.ロワ<br> | ワーキングホリデー通信
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季節の風物詩 フランスのガレット.ド.ロワ


日本には昔からおせち料理,年越しそば,お雑煮,七草粥,恵方巻きなど,この日にこれを食べる,という昔からの慣わしがあるように,フランスにも1月初めに多くの人が食べる新年の風物詩があります.
それは,ガレット.ド.ロワです.このシンプルな焼き菓子は,パイ生地の中にアーモンドクリーム(フランジパーヌ)が詰められています.


近年では,クリスマス時期からガレットをパン屋さんで見かけるようになりました.ですので,クリスマスには切り株の形をしたケーキ,ブッシュ.ド.ノエルを食べ,クリスマスが過ぎると新しい年が明けるのを待たずにガレットを食べる,というのが近年の傾向です.



上記の2つのデザートは,年々多様化しており,中身もアーモンドクリームだけでなく,チョコレートやピスタチオといったようにより多くの種類が楽しめるようになりました.ブッシュ.ド.ノエルも同様に,切り株の形に拘らない様々な種類のものが見掛けられるようになりました.あまりにも種類が多くどれにするか迷ってしまい,結局定番に落ち着くという人も少なくありません.


ガレットの楽しみは,中に一つだけ「フェーヴ」という小さな陶器の焼き物が入っていて,それが当たった人は,王様になるということで,冠をかぶります.
さて,この風物詩はいつまで店頭に並んでいるかというと,厳密な日付はありません.この記事を書いている1月末でも,いまだにパン屋さんでたくさんガレットが並んでいました.売れ行きが落ちたら消えていくといった具合でしょうか.



2025/01/28(火) Paris Eyez
No.7039 (フランス)

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