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参加型エグジビション パリ — コロナ禍がもたらした「気づき」


コロナ禍以降,自分で何かに取り組みたい,能動的に何かをしたいという人が増えたように感じます.
隔離生活中に今後の人生をどういきたいか,と考えさせられた結果なのでしょうか.

ダンス,音楽,スポーツ,新しい趣味を始めた人も多く,最近のイベントは受動的に参加するだけよりも体験型の方が人気です.
歌を聴くよりも自分が歌いたい,ダンスを見るよりも自分が踊りたい,自分でモノを作ってみたい,といった具合です.





先日,パリのフィルハーモニーで行われたエグジビションに行ってきました.定時になると説明があり,予約した人たちが一斉に会場に入ります.

会場には壁,布などがあり,そこに音楽やナレーションとともに光を使った映像が映し出されます.まるで異次元にいるような気分になりました.






センサーが付いていて,そこに触れると映像が反応する仕組みになっています.それぞれが床,椅子など好きな場所に座ったり,会場をうろうろしたり.会場の子供達はとても面白がって色々な動きをして楽しんでいました.

それにつられて大人たちも童心になって楽しみます.
中にはダンスをしながら映像に触れる人も.寝そべってくつろぐ人も.





つまり,来場者によって光のニュアンスが変わり,雰囲気が変わり,見る場所によっても違ってくるという面白いアートの展示会なのです.

これからこのような参加型展示会が増える予感です.



2024/09/10(火) Paris Eyez
No.7000 (フランス)

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