![]() 【写真:郵便投票のために送付された 書類一式】  | 
 6月9日に行われるヨーロッパ議会議員選挙の案内が書面にて5月10日ごろに届いていました.
ここでは具体的なドイツの政党のお話はしませんが,今回の選挙では,ウクライナ侵攻による物価高騰の影響や移民や難民の問題を抱えるヨーロッパ全体での傾向で言うと,極右の政党が議席を伸ばすとも言われているので,とても関心の高い選挙ともいえます.
 私はドイツでの永久滞在許可はあっても日本のパスポートを所持しているので,ドイツでの選挙権はないですが,我が家では18歳と20歳の子供たちと夫には選挙権があります.
 3週間ほど前,選挙運動として,ドイツ緑の党の選挙運動で,マンション内の一軒ずつ家庭訪問で政党のパンフレットを玄関口まで手渡しにきて,驚きました.
ドイツに20年以上住んでいて初めて遭遇したことだからということもありますが,日本では家庭訪問での選挙活動はできないはずでしたよね?確か.ドイツはそういうのもありなんだと思ったわけです.
ヨーロッパ議会議員選挙とはいえ,各国でそれぞれその国の選挙方法で行われます.
 日本では身体障がいのある方の郵便投票が認められていますが,ドイツでは,誰でもが投票日に投票会場に訪れる必要がない郵便投票ができます.
それには,オンラインで簡単に郵便投票希望の意思を伝え,必要書類を自宅まで送ってもらうという仕組みです.
その後,投票書類を送るためには,投票日の2日前までにポストに投函することが勧められています.今回は我が家の長女が郵便投票しました.
また,送付されてきた投票案内の書類には,比較的自宅から近い投票所が記載されており,当日にはその会場に身分証明書を持参して投票にいくということは日本と同様です.