宅配事情の変化 格段に改善されたフランス<br> | ワーキングホリデー通信
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宅配事情の変化 格段に改善されたフランス


【写真:近所の商店は宅配便が
山積みになっています.】

フランスにおいてネットでの買い物や個人間売買の利用が増加したのに伴い,宅配事情が宅配便を送るのも受け取るのも以前に比べて随分便利になりました.

フランスは以前は郵便物や宅配便が届かないことが多々ありましたが,最近は随分システムが発達し,格段に改善されたように感じます.
この背景には個人間売買のサイト「Bon coin(ボンコワン)」や「 Vinted(ヴィンテっド)」の普及にあると思います.


配送手段も安価なものから保証額が高いものまで複数の業者から選べるようになりました.
受け取りに関しては,最近では,不在時の配達を避けるため,あらかじめ郵便局や長時間営業している商店はもちろんのこと,駅の専用のロッカーで受け取りの指定が可能になり,とても便利です.



また,最近驚いたのは,大手の宅配業者が,近所の個人宅で荷物を預かってもらい,受取人は送られてきたコード(パスワードのようなもの)を持って受け取りに行くというものです.
確かにエレベーターのないアパートがあったり,表札の出ていない世帯があったり,大都市では駐車するスペースが限られていたりと,フランスでの宅配は大変なところもあるでしょう.指定された時間帯に不在の人も多く,宅配者にとっては悩みの種です.


高層階に住む人は宅配業者がインターフォン越しに「降りてきてください」と地上階に受け取りに降りるケースもあります.
先日は,忙しい宅配業者の方が,エレベーターに宅配便を入れてエレベーターのボタンを押して私の住む階でエレベーター越しに受け取ったこともありました.日本では考えられないですが,この背景には様々な事情が反映されているのでしょう.



2024/01/02(火) Paris Eyez
No.6949 (フランス)

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