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英語表記で田舎に誘う オーバーツーリズム対策 一時帰国で感じた日本


今年の夏は数年ぶりに日本に一時帰国して束の間の日本滞在を満喫しました.
帰省中にフランスから友人も来日し,私の故郷を案内するなどとても充実した滞在となりました.来日する外国人の増加に伴って観光地はその対応に追われているようです.
今回フランスからの友人も来日していたため海外の人の目線で日本を見詰める機会となりました.まずは,行く先々で近隣諸国からの外国人の就業者が以前に増してずいぶん多くなったなぁという印象を受けました.





日本人は海外からの観光客に対してとても温かく優しくしてくれたのが印象的でした.人気のラーメン店でテーブル席は満席だったためカウンター席に行かざるを得ない状況で,食事を終えるやいなや私たちにテーブル席を譲ってくださった方々がいらっしゃいました.

また,伝統工芸館ではちょうど行われていた伝統工芸教室で,通常では立ち入れないところ,私たちを快く招いてくださり製作の工程を説明してくださった方々がいらっしゃいました.とてもありがたいことです.





海外からのお客さまの多くは日本の伝統工芸にとても興味を示します.このような伝統工芸館は貴重な日本文化の素晴らしさを発信する場所となると思います.
しかし,ひとつ残念に感じたのは,観光客が沢山来ているわけでも英語表記がなされているわけでもなく,地元の方々や国内からいらっしゃる方々のための場所,という印象を受けたことです.
確かに,外国人で溢れかえっても職員の方々は対応に追われて大変かもしれません.



昨今では京都などの日本の観光名所やフランスにおいてもオーバーツーリズムが懸念される中,バランスを見出すための解決策を見つけることが早急に求められています.




2023/09/12(火) Paris Eyez
No.6927 (フランス)

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