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インフレがようやくピークに イギリス


【写真:スーパーで買い物をする女性
(The Starより)】

前代未聞のインフレに見舞われているイギリスですが,どうやらそのピークを超えたようです.国家統計局(ONS)によれば,10月は11.1%だったインフレ率が,11月は10.7%,12月は10.5%に.2か月連続でインフレ率が下がったことで,ピークを超えたとする専門家の意見が飛び交うようになりました.

ただ,ガソリン価格は下がりつつあるものの,依然として食料品の価格の高騰は続いており,16.8%にも達しています.これは,1977年以来,最も高い価格だとか!また,12月には航空運賃同様,レストランやホテルの宿泊料金も跳ね上がったそうです.



前回,物価高騰が引き起こしているイギリスでの深刻なストライキについての記事を書きましたが,私,個人も生活の中で今回の物価高をヒシヒシと感じています.11〜12月は,氷点下の日も多かったせいもありますが,光熱費が例年の約2倍になりました.光熱費の使用量がリアルタイムで把握できるスマートメーターを入れているので,使用量はある程度予想できてはいたのですが,それでも,どこまでメーターが上がるのか,ちょこちょこ確認せずにはいられませんでした.


また,先日,何度か泊まりに行ったことのあるボーダーズ地方のホテルに宿泊する機会があったのですが,以前よりも宿泊料金がかなり上がっていて,驚きました.ちょうど,ある団体の学会が開かれていて,その学会の主催者と話す機会があったのですが,「価格が上がってしまって,来年以降の学会の会場を変更せざるを得ない」と残念そうに言われていました.


まだまだ,個人にもビジネスにも影響が出そうな今回の価格高騰.2023年中には,一桁のインフレ率になるという声も聞きますが,本当に早いところ落ち着いて欲しいものです.



2023/01/31(火) Miyo
No.6871 (イギリス)

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