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この秋から電気.ガス代大幅アップ ― この冬どう乗り切るか アイルランド


【写真:今まで電気やガスの無駄遣いを
していなかったか,など
見直す良い機会かも.】

10月の終わりから,アイルランドなど欧州の国々では冬時間となり,日の短さがさらに強調される季節となりました.

今年はやっとコロナ禍もそれなりに落ち着いて,ロックダウンがないクリスマスになりそうなのに,今度は戦争の影響で電気.ガスを始めとした物価高,そしてそれに加え,一番エネルギーを消費する冬の期間,どうエネルギー節約できるか,という深刻な問題にぶち当たっています.

アイルランドでも,この国際的なエネルギー市場の大幅値上げに打ち勝つことはできず,ガス.電力供給会社Electric Irelandも,2022年10月1日からの料金値上げ(電気代約30%値上げ,ガス代は約40%の値上げ)を発表していました(泣).



救いは,国が電気料金代を600ユーロ負担してくれること.電気を使用している家庭には,国からこの負担金が払われるそうです.

とはいえ,一度に600ユーロではなく,2022年11月1日〜,2023年1月1日〜,そして2023年3月1日〜の3回に分けて,200ユーロずつ負担してくれるとのことなので,助かる家庭は多そうです.
これに対して,各家庭は電話やメールなどで改めて申し込む必要はない(自動的に支払われる),というのも面倒がなくて嬉しいですね!

それにしても,暗く寒く,雨風や嵐も多い冬のアイルランドで,エネルギー節約なんてどこまでできるのでしょうか.


部屋の電気をこまめに消したり,ケトルでお湯を沸かす時には必要な分だけ水を入れる,といった細かなことも多少の節電になる他,料理をする時もオーブン料理よりレンジで鍋を使った料理をした方が,節約になるという話も聞きました.
でもクリスマス料理はオーブン料理がメインだと思うので,なかなか難しいところですね…….

一般家庭以外でも,町のクリスマスイルミネーションの数を減らしたり,点灯時間を短くしたりといった試みをする国.自治体も少なくなさそうです.


アイルランドでも,例えばダブリンはクリスマスのイルミネーション点灯時間を大幅に短縮したりするということです.
他の国では,電飾サインや電飾看板広告,はたまたスーパーマーケットの店内の灯りも節電対象にしている,というニュースを見聞きしたことがあるのですが,おそらくアイルランドでも,他国と足並みをそろえて同じ対策をとり,この冬のエネルギー不足を乗り切るのでしょう.

私も節電を頭の中に置きつつ,ロックダウンがない(であろう)今年のクリスマスシーズン,できる範囲でエンジョイしようと思います.

皆さんも楽しい冬時間を♪



2022/11/08(火) Uisce
No.6853 (アイルランド)

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